ムバッペ退団ならPSGのCL制覇プロジェクトは“失敗”に終わる メッシ、ネイマールとの最強トリデンテでも届かなかった頂点

PSGはCL制覇に届いていない photo/Getty Images

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今季限りでムバッペも離れるか

パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペには、今季限りでパリを離れる噂が続いている。

ムバッペがPSGに加入したのは2017年のことだが、スペイン『SPORT』はムバッペの退団はPSGのプロジェクトが『失敗』に終わることを示すと取り上げている。

PSGが目指していたのはチャンピオンズリーグ制覇であり、ムバッペに加えてネイマールにも2億2200万ユーロの資金を投じて前線を強化。さらに2021年にはリオネル・メッシも合流し、前線で恐怖のトリデンテが完成したのだ。
しかし、PSGはまだCLを制覇できていない。すでにネイマールとメッシはクラブを去っており、ムバッペも退団となれば1つの時代の終焉だ。

同メディアは「お金は幸せを与えるわけではない」と題し、PSGのプロジェクトが失敗に終わるであろうと伝えている。

「ムバッペ退団はクラブ最大のスターを失うことを意味するだけでなく、目標を掲げたプロジェクトの失敗も意味するだろう。2021年にはメッシがバルセロナからパリに移籍し、ムバッペとネイマールとともに、歴史的にも最も恐ろしいトリデンテを形成したのは追い風だった。この トリデンテはサッカー界に一時代を築く運命にあったのだ。PSGは欧州制覇にふさわしいと考えられたが、レアル・マドリードとバイエルン・ミュンヘンを相手にラウンド16で敗れたのがこのトリデンテの結果だ」

「他にもレアンドロ・パレデスに4000万ユーロ、マウロ・イカルディに5000万ユーロ、ヴィティーニャに4100万ユーロを投じる補強もあったが、あまりにも多くの「失敗」があった。彼らの多くは紛れもない才能を持っていたが、チームのアイデンティティの欠如によって彼らの多くは成功しなかった」

毎年の補強は豪華だったが、チームの指針は定まらなかった印象だ。2019-20シーズンに1度ファイナルへ進んだことはあったが、それも準優勝に終わっている。豪華な選手を並べるだけで制覇できるほどCLは甘くなかったか。

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