アカンジの偽CBは機能するのか? 次の階段を登る万能DFに指揮官は期待 「マヌは本調子に戻る必要がある」

アカンジに指示するペップ photo/Getty Images

選手自身は中盤を楽しむ

21日にブレントフォードとのプレミアリーグ第18節の延期分の試合を控えているマンチェスター・シティ。

前回対戦はFWフィル・フォーデンのハットトリックもあり、3-1の逆転勝利を飾ったが、昨季は2連敗している相手であり、油断は禁物だ。

ブレントフォードとの試合を前にシティの指揮官ペップ・グアルディオラは、前節出場しなかったDFジョン・ストーンズのコンディションを聞かれ、アカンジのパフォーマンスの出来を質問される前に「いいえ、彼(アカンジは)できる」と、偽CBの役割に挑む同選手のパフォーマンスについて語った。

「マヌは本調子に戻る必要がある。以前のエヴァートン戦では、マヌは最高のリズムではなかったし、我々は全員がベストのリズムを保つ必要がある。そしてマヌは、(チェルシー戦の)後半に何をすべきかを理解した時、本当にいいプレイをした。彼はレベルを上げる」

「より早くリズムを掴む選手もいる。しかし、マヌは2〜4週間負傷していた。私は彼をとても頼りにしている。マヌはすごい選手で、プレイすればするほどリズムが良くなる。それが普通だよ」(英『Manchester Evening News』より)

アカンジはCBで出場する際に、昨季対戦相手を悩ませたストーンズ同様に偽CBの役割を担うことがある。しかしストーンズと比べるとぎこちないプレイも目立ち、同選手のこの役割に疑問の声も上がっている。

そんななか、アカンジ自身は中盤での役割を楽しんでおり、その役割でのプレイが上達していると感じているようだ。

「(中盤でのプレイを)楽しんでいるよ。時にはディフェンスで、時にはミッドフィールドで、時にはサイドバックでプレイしたい。試合の流れ次第だね。中盤でプレイするときに最も集中しなければならないのは、後ろで何が起きているのか周囲を確認することだと思う」

「あそこでプレイするのは好きだし、自分のフィジカルを活かして間に体を入れ、前に出ようとすることもできる。毎試合、毎回のトレーニングで、より良いプレイをし、レベルアップしていきたい」(クラブ公式より)

ストーンズは今季、度々負傷しているためシーズン後半も様子を見ながら慎重に起用される可能性がある。そんななか、アカンジが偽CBをこなすことが出来ればシティにとっては嬉しい成長だ。新たな役割に挑戦しているアカンジは、偽CBの役割もマスターすることができるのか注目だ。

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