バルセロナで大人気な“スーパーサブ”になった1年 今もバルサで活躍できたであろうL・デ・ヨングの実力

バルセロナで活躍したデ・ヨング photo/Getty Images

今季はPSVで大活躍

バルセロナでプレイしたのは2021-22シーズンのみだったが、この1シーズンで強烈なインパクトを残したのがFWルーク・デ・ヨングだ。

デ・ヨングは2021年夏にセビージャからのレンタルでバルセロナに加わっていて、当時はバルセロナからFWリオネル・メッシが退団したばかりだった。バルセロナが新たな攻撃陣の構成に手間取る中、デ・ヨングが思わぬ解決策となった。

英『The Guardian』によると、デ・ヨングはバルセロナでのシーズンについて次のように振り返っている。

「僕はメッシの後継者として獲得されたわけではない。誰も彼の代わりにはなれないからね。僕は前線のターゲットマンとしてバルサに入ったんだ。ただ、僕はドレッシングルームでメッシのいた場所に座っていたからね。あれは良い気分だったよ。その後いくつか重要なゴールを決めたけど、そのほとんどはヘディングだったかな。ある時から、カンプ・ノウのサポーターがコーナーキックやフリーキックの際に僕の名前を歌うんだ。これほど嬉しいことはないし、それをとても誇りに思っている」

デ・ヨングが人気者となったのは、試合終盤に出てきて決定的な仕事をしたことも大きい。ラスト10分といったところで投入され、そこでゴールを奪ってしまうのだ。スーパーサブと呼ぶにふさわしい活躍ぶりから、デ・ヨングの残留を願っていたサポーターは多いだろう。

現在デ・ヨングはオランダの名門PSVでプレイしていて、ここまでエールディヴィジ22試合で19ゴール8アシストと爆発している。先日行われたドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでもゴールを奪った。デ・ヨングの実力ならば、今のバルセロナでもスーパーサブの役割をこなせただろう。

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