ネイマールがいなくても“25連勝中”と強すぎる ミトロビッチ、マウコムらアル・ヒラルこそ現ACL最強か

ACLベスト8入りを決めたアル・ヒラル photo/Getty Images

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国内ではC・ロナウド擁するアル・ナスルでも届かないレベル

アジアチャンピオンズリーグはベスト16の戦いを終えたが、 やはり西地区はサウジアラビア勢が印象的だ。

ベスト16ではクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルが同じサウジアラビア勢のアル・フェイハを2戦合計3-0で撃破。カリム・ベンゼマ、エンゴロ・カンテらがいるアル・イテハドはウズベキスタンのナフバホールに2-1で勝利。

そしてアル・ヒラルはイランのセパハンを2試合とも3-1で撃破していて、サウジアラビア勢はベスト8に3チームも送り込んでいる。
中でもスペイン『MARCA』が絶賛するのがアル・ヒラルだ。アル・ヒラルといえばネイマールを獲得したことでも話題を呼んだが、ネイマールは長期離脱が続いている。

だが、ネイマールを欠く中でもアル・ヒラルは強い。ACLではネイマールに代わるエースとなっているFWアレクサンダル・ミトロビッチが得点ランク2位となる7ゴールを挙げていて、アル・ヒラルでは29戦29ゴールと手がつけられない。

他にもポルトガル代表MFルベン・ネヴェス、バルセロナにも在籍していたブラジル人FWマウコム、GKはモロッコ代表のヤシン・ブヌ、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリ、セパハンとの2ndレグは欠場していたが、ラツィオより加わったMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチもいる。

自国のサウジアラビア人選手でも、代表の絶対的主力であるMFサーレム・アッ・ドーサリー、サウジアラビアのポグバとも呼ばれる大型セントラルMFモハメド・カンノ、右サイドバックのサウド・アブドゥルハミドら実力者がいる。

国内でも実力は抜きん出ていて、今季リーグ戦では18勝2分と負けがない。ロナウド擁するアル・ナスルも奮闘しているが、アル・ヒラルには届かない。現在はアル・ヒラルがアル・ナスルに勝ち点差8をつけて首位を快走している状況だ。

1月にはリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミとも対戦したが、4-3で勝利。親善試合ではあるが、やはり強い。現在アル・ヒラルは25連勝中と手がつけられず、ACLでも優勝候補No.1と言っていいか。

ベスト8では、同じサウジアラビアのアル・イテハドとの対戦だ。アル・イテハドもベンゼマ、カンテ、ファビーニョら実力者を揃えているが、順調なのはアル・ヒラルの方だ。ベスト16でセパハンを2戦合計6-2で倒した破壊力は見事で、今のアジアでは特別なチームとなっている。

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