“71本のシュートで3ゴール” ゴールが遠い最近のマンC…… 得点力はタイトル獲得に向け修正が必要な課題に

ここからゴール量産体制に入れるか photo/Getty Images

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チャンスは作っているが

現在首位リヴァプールを勝ち点差1で追う2位のマンチェスター・シティ。しかし3位のアーセナルとも1ポイントしか離れておらず、リーグタイトル争いは激化している。

プレミア史上初の4連覇を目指すシティだが、英『Manchester Evening News』が懸念事項として取り上げているのが得点力だ。特にシティの直近3試合のチェルシー戦(1-1)、ブレントフォード戦(1-0)、ボーンマス戦(1-0)に注目している。

シティはこの間に71本のシュートを放っているが、生まれた得点はわずか3ゴールだ。枠内シュートは22本、枠外は24本、ブロックされたシュートは25本を記録し、ゴール期待値は合計で6.78を記録していたという。
この間に対戦したGKジョルジェ・ペトロビッチ(チェルシー)、GKマルク・フレッケン(ブレントフォード)、GKネト(ボーンマス)が3人合計で18セーブを記録し、相手GKのビッグセーブによる結果も大きいが、チャンスを決めきれないイメージが最近のシティからは感じられる。

チェルシー戦ではFWアーリング・ハーランドが決定機を外していたことが話題となったが、作り出したチャンスの数と得点数にここ数試合は誤差が生まれている。1点差で勝利できるしぶとさも重要だが、今季のシティは数少ないチャンスを決められてしまう傾向にあるため、取れる時に点をとっておかないと、勝ち点を落としてしまう試合が出てくる可能性がある。

指揮官のペップ・グアルディオラも得点不足について懸念しており、混戦の優勝争いで重要となる得失点差ではリヴァプール(得失点差38)とアーセナル(得失点差39)に比べてシティ(得失点差33)は遅れをとっている。

プレミア4連覇に向けて、得点力不足はペップ・シティが改善しなければならない課題の1つだ。怪我人が復帰しベストメンバーが揃いつつある今、攻撃陣の爆発を期待したいところだ。

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