シュツットガルト指揮官がバイエルン行きの噂を否定 「ステップアップは計画していない」

シュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督 photo/Getty Images

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ドイツで最注目の青年指揮官

バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督が今季終了後に退任すると発表されて以降、バイエルンの新監督探しに大きな注目が集まっている。バイエルンの本命はレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督という報道がもっぱらだが、日本代表DF伊藤洋輝の所属するシュツットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督も有力候補の一人だろう。

1982年5月生まれで現在41歳のヘーネス監督は、昨季途中からシュツットガルトの監督に就任。不振に陥っていたチームを残留に導くと、2年目となる今季は、昨季まで主将を務めていた日本代表MF遠藤航がリヴァプールに移籍したにもかかわらず、ここまでブンデスリーガで3位と躍進に成功。こうした実績に加えてヘーネス監督にはバイエルンのユースとサテライトチームで監督経験があり、さらに同クラブのウリ・ヘーネス名誉会長は同監督にとって叔父にあたることからも、バイエルンがヘーネス監督の招聘に動く可能性は十分にあると見られている。

しかし、米メディア『The Athletic』とのインタビュー取材の中で、ヘーネス監督は今季終了後にバイエルンの監督に就任するつもりはないと明言した。

「私は野心的な人間であり、最高クラスの選手達のトレーニングを担当したいと常に思っている。ただし、ステップアップは計画していない。今のところ、私はシュツットガルトでこれ以上ないぐらいに幸せなんだ」

また、ヘーネス監督は3-2で勝利した2日(現地時間)のブンデスリーガ第24節ヴォルフスブルク戦の後にもバイエルン行きの可能性を尋ねられると、「候補の一人に数えられていることは嬉しい」と語ったうえで、「シュツットガルトでとても快適に過ごしている。仕事が楽しいし、今はここで自分がやるべきことに集中している。それ以外のことについては単なる憶測だよ」ともコメント。シュツットガルトでの充実した日々を強調し、退団の意思がないことを明らかにしている。

少なくとも現段階ではヘーネス監督にバイエルンからのオファーを受けるつもりはなく、来季もシュツットガルトで引き続き指揮を執る可能性が高いようだ。

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