元キャプテンがリヴァプールの “兄弟たち”にエール 「ユルゲンにとっておとぎ話のような結末になることを祈っている」

現在はアヤックスでプレイするヘンダーソン photo/Getty Images

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クロップについてもコメント

カラバオカップを制し、すでに1つめのタイトルを獲得した今シーズンのリヴァプール。プレミアリーグ、EL、FAカップのタイトルも残っており、ユルゲン・クロップが最後のシーズンで歴史を作る準備は整っている。

そんななか、歴史を作ろうとする古巣の仲間にエールを送ったのは昨シーズンまでリヴァプールでプレイし、キャプテンを務めたアヤックスのMFジョーダン・ヘンダーソンだ。

「私はそこで長い間キャプテンを務めていたし、チームのみんなは今でも兄弟のように思っている。彼らの活躍ぶりを見ていると、本当に誇りに思うし、この1年を通して彼らがプレイしてきたようにシーズンを終えるのを見届けたい。新たに入ってきた若い選手たちと共に、彼らが最高の状態でシーズンを勝ち抜き、できるだけ多くのトロフィーを獲得することを期待しよう」(英『Daily Mail』より)
さらにヘンダーソンは長年共に戦ってきたクロップ監督と自身の退団についても触れた。

「選手としてだけでなく、チームとして、クラブとしても、その時は痛かったが、適切なタイミングだった。とても感動した。当時を今振り返っても、それが監督とクラブの正しい決断だったことは簡単にわかる。状況を一新するには最良の決断だった。フィルジル・ファン・ダイクがキャプテンになり、トレント・アレクサンダー・アーノルドが副キャプテンになり、彼らが今シーズン再びステップアップした様子を見ると、それが彼らに新たな力を与えたと思う」

「彼らは今シーズン、チームにとって大きな選手だった。それがクラブとチームにとってベストなことだったと思うし、それがパフォーマンスや彼らの活躍に表れている。それが私を傷つけるのと同じくらいにね。これはフットボールだ、そして前進するのだ。ここまでうまくいっているのは嬉しいし、ユルゲンにとっておとぎ話のような結末になることを祈っているよ。彼にはそれがふさわしいのだから」

かつてのキャプテンは古巣の活躍を喜び、クロップ・リヴァプール最後のシーズンに期待を寄せている。ヘンダーソンはいなくなったが、ヘンダーソンが見せていた魂は今のリヴァプールにも引き継がれている。

4冠に向けてまず乗り越えなければならないのは、今節のマンチェスター・シティとの大一番だ。プレミアでは最後となるかもしれない2人の名将同士の戦い。クロップ・リヴァプールはペップ・シティとの天王山を制すことができるのか。

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