デ・ロッシ体制のローマが強い ディバラ、ルカク、ペッレグリーニら攻撃陣の才能引き出す手腕に漂う“名将感”

ブライトンにも4-0で大勝したローマ photo/Getty Images

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ELでも頂点を狙えるのではないか

ダニエレ・デ・ロッシを指揮官に迎えたローマの勢いが止まらない。

7日にはヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでブライトンと対戦し、ホームで4-0とブライトンを一蹴。ブライトンの守備にもミスがあったものの、ローマの破壊力を称えるべきだろう。まだ2ndレグが残っているが、ローマのベスト8進出はほぼ確実だ。

ローマは今年1月にジョゼ・モウリーニョを解任する決断を下していて、当初この判断には否定的な声も多かった。しかし、ここまでデ・ロッシの手腕は見事だ。チームには攻撃的なマインドが浸透していて、明らかにモウリーニョが指揮していた頃よりも上手く回っている。
英『BBC』のミナ・ルズーキ記者はデ・ロッシがローマ攻撃陣の才能を引き出していると称えており、アタッカー陣の自由度は明らかに増している。

「堅実さを優先してきたチームを引き継いだデ・ロッシは、攻撃陣の才能を最大限に活用しようと努力してきた。ロメル・ルカクは今でもリーグ最高のストライカーの一人であり、パウロ・ディバラはヨーロッパでプレーする最も才能のあるサッカー選手の一人だ。ロレンツォ・ペッレグリーニは創造性あるクラブのリーダーだ」

「ディバラはデ・ロッシの下で印象的な成長を遂げており、デ・ロッシ体制では8ゴール1アシストを記録。今季のペッレグリーニはモウリーニョの下で3ゴール1アシストを記録していたが、デ・ロッシの下では10試合で5ゴール3アシストを記録した。この変化は大きく、ローマはディバラとペッレグリーニの創造性を大いに楽しんでいる」

他にもサルダル・アズムン、ステファン・エル・シャーラウィもアピールを続けていて、デ・ロッシ就任から攻撃に厚みが増した印象だ。ELでも楽しみなチームで、今の勢いならばどのチームとも互角に戦えるのではないか。

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