バルセロナ、来季のサラリー削減のためイニゴ・マルティネスの放出を検討か

古巣アスレティック戦に出場したI・マルティネス photo/Getty Images

2023-24シーズンに加入して間もないが

バルセロナは財務状態が回復に向かわないことから、またしても選手を一人手放さざるを得ない状況になっているようだ。今季バルセロナに加入したスペイン代表DFイニゴ・マルティネス(32)だ。

スペインのラジオ局『RAC1』によると、バルセロナは来季のラ・リーガが課すサラリーキャップ要件を満たすことが不可能であることから、今夏にイニゴ・マルティネスを売りに出す用意があるという。バルセロナは近年の財務状態から脱出すべく様々な異例の手段を講じてきたが現在も状況解消には至っておらず、スペイン紙『AS』によると来シーズンのバルセロナのチームデザイン、特にディフェンスにおいて大きな変化を余儀なくされる可能性があり、現在重要な役割を担っているイニゴ・マルティネスもその中の一人となっている。

イニゴ・マルティネスを手放すことはバルセロナにとっては大打撃であり、その対応策として今夏サラリーキャップ要件を満たすために一時的に彼を放出し、サラリーキャップ問題を解消した来夏に再度契約を結ぶという可能性も考慮されているという。しかし『RAC1』によると現実的には再度来夏に彼をバルセロナに加入させることは厳しいとされており、バルセロナが今後彼を残留させるかどうかには注目していく必要がありそうだ。
イニゴ・マルティネスは2023-24シーズンにアスレティック・ビルバオの契約更新オファーを拒否したのち、バルセロナとの2年契約で加入した。バルセロナでは加入当初は数回の負傷に悩まされあまりピッチでプレイをする姿は見ることができなかったが、復帰した2月3日以降は多くの試合でピッチに姿を現すようになり、アスレティック・ビルバオ時代の輝きあるプレイを取り戻し、バルセロナからの厚い信頼を得ている。

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