「信じられない」 レヴァークーゼンの選手が明かすシャビ・アロンソ監督の驚異的なキックの精度

レヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督 photo/Getty Images

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超一流の技術は今も健在

現在ブンデスリーガで首位を走るレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督は、かつては正確な長短のパスを使い分けて攻撃のかじ取り役を担う名ボランチとしてリヴァプールやレアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンなどで活躍した。

そしてこのシャビ・アロンソ監督のキックの精度、どうやら現役引退から7年近くが経った今も全く衰えていないようだ。

レヴァークーゼン所属で現在デンマークのブロンドビーに期限付き移籍中のGKパトリック・ペンツは、デンマークメディア『Tipsbladet』とのインタビューの中で、シャビ・アロンソ監督がレヴァークーゼンの監督に就任した頃のエピソードを明かしている。

ペンツによると、ある日のトレーニング後、イラン代表FWサルダル・アズムン(現ローマ)が練習場のハーフラインから40m離れたところにあるミニゴールに向かってシュートを決めようと4,5回挑戦したが成功せず、そこへシャビ・アロンソ監督がやって来た。アズムンの近くにいたある選手が、「監督もやってみて!」と言ってボールを投げたところ、シャビ・アロンソ監督はその投げられたボールをハーフボレーで蹴り、見事一発で40m離れたミニゴールにシュートを決めたという。

「監督は、『こんなの俺には当たり前だよ』って感じだったけど、信じられなかったよ。僕は決して忘れない。何故なら、あれは監督の実力を証明しているからだ。僕なんか一日中チャレンジしても、20回に1回決められるかどうかだ」(ペンツ)

また、シャビ・アロンソ監督はセットプレイの練習では自らキッカーとなることもあるようだが、ここでも超一流のキックを披露しているとペンツは明かしている。

「全てのボールが完璧に供給されてくるんだ。『どこに蹴ってほしいの?そこ?オーケー』みたいな感じで3球連続で完璧なところにボールが来る」

昨年10月、レヴァークーゼンはXの公式アカウントでトレーニング中に選手達へパスを配球するシャビ・アロンソ監督の様子を動画で公開したところ、その正確なキックが話題となり、動画の再生回数は200万回以上を越えた。名人の域に達した技術は、年月が経っても決して錆びつかないものなのかもしれない。

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