フェルミン、ヤマル、クバルシ ナポリ撃破のバルサ、CLの舞台で新星たちが躍動

パフォーマンスが称賛されたクバルシ photo/Getty Images

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クバルシがPOTMを獲得

チャンピオンズリーグラウンド16セカンドレグでバルセロナとナポリが激突した。ファーストレグで1-1と互角の戦いを演じた後、怪我人が続出し、窮地に追い込まれたバルセロナを救ったのはパウ・クバルシ、ラミン・ヤマル、フェルミン・ロペスという3人の新星たちだった。

監督のシャビ・エルナンデスはベテランのイニゴ・マルティネス、怪我明けのセルジ・ロベルトをベンチに置き、17歳のクバルシ、20歳のフェルミン、16歳のヤマルを抜擢するという大勝負を仕掛け、3人はこの起用に見事に応えた。

クバルシはファーストレグでイニゴを出し抜いて同点ゴールを決めたナポリのヴィクター・オシムヘンをうまく抑え込み、ロナルド・アラウホと共に最終ラインに安定感をもたらした。フェルミンは前半15分に先制ゴールを挙げると、右サイドのヤマルと共に何度もゴールを脅かすなど決定的な仕事を果たした。結果3-1でバルセロナが勝利をおさめ、CLラウンド8に駒を進めた。
17歳1カ月21日というDFの中では最年少記録でCLデビューを果たしたクバルシはこの試合プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ、試合後のインタビューで次のように答えた。

「本当のところ、僕の人生で今日が最高の日になったよ。クラブは困難な時間を経て準々決勝に進出した。僕がトロフィーを獲得できたことは嬉しいが、チーム全体がこの(POTMの)トロフィーに値すると思う。プレッシャーを試合に勝つという野心に変えて、僕たちは全力を尽くしたんだ」

加えて、自身のプレイスタイルが、ラ・マシアで学んできた長年の成果であることを認めた。

「これが僕のプレイだし、下部組織で常に教わってきたように、積極的にプレイするのが好きなんだ。そうやってチームを助けることができれば、とてもハッピーだよ」

また、シャビはクバルシの活躍に対して「ナーバスにならず、とても落ち着いた性格だ。 ボールコントロールは素晴らしく、常にフリーの選手を見つけることができて、あの間合いとタイミングを持っている。中盤やFWとの連携も多い。彼はスペクタクルだ」と絶賛の言葉を残した。

ラ・リーガ第27節のアスレティック・ビルバオ戦での負傷でペドリが全治約2カ月、フレンキー・デ・ヨングが全治約1カ月と主力の戦線離脱が続くバルセロナ。この危機を乗り越えるには今後も3人の活躍は欠かせないものとなってくるだろう。

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