サラー復帰、若手躍動 ケガ人だらけだったリヴァプールに再びエンジンがかかってきた

2点目を決めたクラーク photo/Getty Images

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若手がよく穴を埋めている

ヨーロッパリーグラウンド16・2ndレグで、リヴァプールはスパルタ・プラハを6-1と破り、余裕の8強進出を決めた。

この試合では前半10分までに3ゴールが決まるなど、圧倒的な力を見せてチェコ王者を寄せ付けなかった。ひとつトピックとなったのは、カラバオ杯やFA杯でも存在感を見せていた19歳のボビー・クラークだ。早々に決まった2点目はモハメド・サラーがハイプレスからボール奪取を試み、カットしたこぼれ球を見逃さなかった。

また、ケガでしばらく戦列を離れていたサラーは調子を上げているように見えた。10分のチーム3点目を決めたが、英『THE Sun』はもし彼が本気で望めば、リヴァプール(の得点)は二桁に達していただろうと評している。
一時は多数のケガ人に悩まされたリヴァプールは、アーセナルとの直接対決に敗れるなど3強レースの持続力が心配された。しかし、クラークらアカデミー育ちの若手の台頭がチームを支え、予想外ともいえる活躍でチームに持続力をもたらしているのは大きい。さらにエースのサラーが本格的に復帰し、チームには終盤戦に突入したこのタイミングで再びエンジンがかかってきたように思える。

若手やエースストライカーの活躍で、先発した遠藤航やダルウィン・ヌニェスらの主力を45分の出場に抑え、休ませることにも成功したリヴァプール。ディオゴ・ジョタやトレント・アレクサンダー・アーノルドら一部が引き続き離脱しているが、ギアを上げたままタイトルレースを走りきれるだろうか。

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