「自信が持てなかった」 サウスゲイト監督が明かすフィリップスを外した理由

現在ウェストハムにレンタル移籍中のフィリップス photo/Getty Images

現在ウェストハムにレンタル移籍中

イングランドサッカー協会(FA)は、3月に行われる国際親善試合に向けて、イングランド代表メンバーを発表した。ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)、ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)らが順当に選出されるなか、カルヴィン・フィリップスは今回メンバー外だった。

フィリップスは2020年9月のデンマーク戦で初出場してから、イングランド代表で重用され、2020-2021シーズンにはイングランド男子年間最優秀選手を受賞している。しかし、2022年にリーズ・ユナイテッドからマンチェスター・シティに移籍すると、フィリップスのキャリアに暗雲が立ち込める。シティには、現在”世界最高のアンカー”と呼び声高いロドリがいることもあり、フィリップスの出場機会は限られた。出場機会を求め、今季の冬にウェストハムにレンタル移籍し、新天地で再起を図ったフィリップスだが、デビュー戦で失点に絡むミスをするなど、ウェストハムで絶対的な存在になったとはいえない状況だ。

サウスゲイト監督は、英『BBC Radio5』に出演し、フィリップスの選出外の理由を語った。

「現時点では、カルヴィン(フィリップス)がここ数週間で見せたパフォーマンスを見て、ピッチで私たちの望むプレイができるかどうか、自信が持てなかった」

「しかし、彼が以前の状態に戻れない理由などはまったくない。カルヴィン(フィリップス)がプレイのリズムを取り戻し、完全な自信を取り戻せることほど嬉しいことはない」

現在のフィリップスは、サウスゲイト監督が代表選手に求めるレベルではないようだが、同監督はフィリップスの資質を認めており、以前の状態に戻ることを望んでいると語った。

今回、代表の選出外となったフィリップスだが、再びイングランド代表に呼ばれる日は来るのだろうか。フィリップスのプレイを今後も注視したい。

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