ミュラー選出&フンメルス落選 ドイツ代表のメンバー発表で明暗分かれた二人のベテラン

ドイツ代表でのマッツ・フンメルスとトーマス・ミュラー photo/Getty Images

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バイエルン、ドルトムントのレジェンド

14日(現地時間)、ドイツサッカー連盟(DFB)は今月行われるフランス(23日)、オランダ(26日)との国際親善試合に臨む代表メンバー26名を発表した。昨年10月に代表復帰を果たしたMFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)は今回も招集された一方で、DFマッツ・フンメルス(ボルシア・ドルトムント)は選外となった。

フランス戦とオランダ戦以降、ドイツは6月14日に行われるスコットランドとのEURO2024開幕戦まで公式戦を予定していない。そのため、今回招集されるかどうかが本大会でのメンバー入りに向けて非常に大きな意味を持っていた。

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督は、14日に行われた代表メンバーの発表記者会見の席でフンメルスについて尋ねられると、「今のマッツの状態はベストではない。彼のいるクラブでは他の選手達が起用されているから、我々としては正しいバックアッパーを見つける必要がある。私は、彼がその役割に適しているとは思わない」とコメント。ドルトムントでの出場機会の減少がフンメルス落選の理由であり、アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)とヨナタン・ター(レヴァークーゼン)に続く3番手のセンターバックを見つけたいと考えていることを明かした。

一方、昨年に続いて代表メンバーに名を連ねたミュラーについて、ナーゲルスマン監督は試合途中に投入する切り札としての役割を期待しているようだ。

「トーマスは、ベンチスタートであっても自らの仕事を見出すことができる。賢くて、自分ではなくチームのことを中心に置いて行動することのできる選手だ」(ナーゲルスマン監督)

現在35歳のフンメルスと34歳のミュラーにとって、EURO2024は恐らく最後の国際舞台であり、さらに母国ドイツでの開催ということで大きなモチベーションとなっていたとも考えられるが、本大会まで残り約3カ月となったところで両者の明暗は分かれてしまったようだ。

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