ラッシュフォード、グリーリッシュも当落線上か EURO2024に向けたイングランド代表メンバー争いはかつてないほど熾烈に

今回は選外となったグリーリッシュ photo/Getty Images

攻撃陣は特に豪華

イングランド代表は3月の国際親善試合に挑むメンバーを14日に発表した。EURO2024前の重要なテストマッチにはデクラン・ライスやジュード・ベリンガムらが順当に選ばれ、アンソニー・ゴードン、ジャラッド・ブランスウェイトが初招集を果たした。さらにイヴァン・トニー、ジョー・ゴメスといったメンバーが復帰している。

今回は怪我でルーク・ショーやトレント・アレクサンダー・アーノルド、ジャック・グリーリッシュらは選外という形になった。今のイングランド代表の選手層は世界トップレベルであり、メンバー争いはかつてないほどに熾烈となっている。特にアタッカー陣はタレント豊富であり、多くの選手がその場を狙っている。

そんななか、イングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイトは、今回選出されたラッシュフォードやグリーリッシュといった代表常連組も決して安泰ではないことを示唆している。

「彼(ラッシュフォード)はゴードン、パルマー、フォーデンとバトルを繰り広げている。だから熾烈なポジション争いが起こっている。選手がクラブに所属している間に何が起こるかは、クラブが全容を知っている。彼らは何が起こっているのかを正確に把握している。我々はすべてを観察している。しかし重要なのは、我々は主にフィールドでのパフォーマンスに集中しているということだ」

「彼には大きな競争相手がいる。ジャックもそうだ。彼らは良いプレイをしている。ゴードンやボーウェンは定期的に得点しており、良いパフォーマンスをし、良い守備をし、ハードワークしている。彼らは競争しているし、ピッチのあのエリアには本当にいいオプションがある」

「私は誰に対しても(代表入りを)保証することはできない。特定のポジションにおいて、誰がベストプレイヤーになり得るかわかるような環境を整えなければならない。マーカスが我々に何をもたらしてくれるかは分かっているが、同様に今からシーズン終了までの間、全員が同じように良いパフォーマンスを見せなければならない」(英『Daily Mail』より)

ラッシュフォード、グリーリッシュはともにサウスゲイトのチームで主力選手としてこれまでプレイしてきたが、今季は怪我など問題もあり、2人とも本来のパフォーマンスを発揮できていない。その間に台頭し、代表に2回目の招集を果たしたパルマーのような新星も出てきており、アタッカーのポジションは激戦区となっている。

かつてないほどのスター選手揃いとなったイングランド代表のEUROメンバーに入るためには、今月の親善試合や所属先のクラブで指揮官を納得させるようなパフォーマンスや数字が求められる。

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