今のアジアにアル・ヒラルを止められるクラブはない? サウジ勢のACL支配は本格化するのか

ACL優勝候補筆頭のアル・ヒラル photo/Getty Images

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今季も優勝候補筆頭に

サウジアラビアの強豪アル・ヒラルの勢いが止まらない。13日にはACL準々決勝2ndレグで同じサウジアラビアのアル・イテハドと対戦し、あっさりと2-0で勝利。この勝利により、アル・ヒラルは世界新記録となる公式戦28連勝を達成した。

まだACLをアル・ヒラルが制すると決まったわけではないが、現時点での優勝候補No.1であることは間違いないだろう。アル・ヒラルはMFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、FWアレクサンダル・ミトロビッチら欧州からスター選手を次々と引き抜いているが、現在は昨夏最大の目玉補強だったFWネイマールを長期離脱で欠いている。その中で連勝記録を作った衝撃は大きい。

ACL準決勝にてアル・ヒラルはUAEのアル・アインとの対戦で、アル・アインはクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルを撃破してきたクラブだ。アル・ヒラルとて油断はできないが、『ESPN』はアル・ヒラルの方が圧倒的に優位と見ている。
さらにこのままアル・ヒラルが決勝へ進んだ場合、決勝では東地区より横浜F・マリノスVS蔚山現代(韓国)の勝者と激突することになるが、戦力的にはアル・ヒラルの方が圧倒的に上と見ていい。同メディアはアル・ヒラルから、サウジアラビア勢によるACL支配がスタートするかもしれないと見ている。

「4月16日より始まる準決勝ではアル・ヒラルが優勢で、もしアル・ヒラルが決勝に進出した場合は東アジア地区からどのチームが勝ち上がってきたとしても、アル・ヒラルが優位に立つ可能性が高い」

「最近では、東アジア地区のクラブが大会を支配していて、過去11回のチャンピオンのうち9回を東アジア地区が制している。それでも最近のサウジアラビア・ブームを受け、多くの人が今後数年間は西アジア地区が優勢になると予想している。特にアル・ヒラルの行進が止められないように見えることを考えると、今季はアル・ヒラルが主導権を握ることになるか」

マリノスもアジアの頂点を目指しているが、その目標を叶えるには決勝でアル・ヒラルを打ち破らなければならないだろう。現状はアル・ヒラルの決勝進出が現実的で、今のアジアに彼らを止められるクラブはほとんど見当たらない。

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