ジルーが今夏MLS行きを検討か ミランは後釜に誰を狙う?

ミランのジルー photo/Getty Images

ミランの大黒柱が退団の可能性

オリヴィエ・ジルーのACミランとの契約は今シーズン限りのものとなっている。その後のジルーの決断はミランから退団する方向に進んでいると『La Gazzetta dello Sport』は報じた。その移籍先の候補として、近年リオネル・メッシらの参入で注目を集めているアメリカのMLSと、ジルー自身がキャリアをスタートさせたフランスのリーグ・アンが挙げられている。

ジルーは今年1月に自身の今後を問われた際、「シーズンが終われば、もっと機会が広がるだろうし、自分の決断を下すつもりだ。サッカー選手として、そして家族として。ここが肝心なところだ」と語っており、家族を優先した決断を行うことを示唆していた。

現在37歳のジルーだが、2021年にミランに移籍してきて以来、21-22シーズンにはチームをセリエA優勝に導き、今シーズンも公式戦14ゴールを挙げる活躍を果たしている。

しかし、ミランとジルーが契約を更新する可能性は低いとされており、契約更新が行われなかった場合、ミランはジルーのポジションの選手を獲得することが今夏の急務となる。その中で獲得候補としてボローニャのジョシュア・ザークツィーとRBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコが挙げられている。両者ともサイズがあり、ポストプレイに定評があるプレイスタイルだが、サイドに流れてボールを受けに行くザークツィーに対して、シェシュコの方がよりジルーのようなクラシックな9番に近いスタイルと言える選手だ。

両者ともに、今夏の人気銘柄と言える選手で獲得は容易ではない。しかし、ジルーのように常に2桁得点を記録し、プレイヤーとしても人間としてもチームのお手本と評されるような選手の後釜を、安価で獲得することが叶わないこともミランの首脳陣は理解しているだろう。

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