ロドリの “相棒”としてマンCに新たな風を フィットしてきたコバチッチがシーズン終盤の鍵か

ここ数試合は存在感を示す photo/Getty Images

ここ最近は高い評価

今シーズンよりマンチェスター・シティに加入したクロアチア代表マテオ・コバチッチは最近評価を上げてきている。

シーズン当初はペップ・グアルディオラ監督のサッカーに苦戦していたところもあり、獲得に疑問が持たれていた同選手だったが、最近は印象的なパフォーマンスを見せている。コバチッチは出場時、ロドリの横にポジションを取ることが多く、シティは[4-2-3-1]の形をとる。コバチッチがロドリの横でサポートを行うことで、ゲームは安定し、ロドリがより攻撃的にプレイできるようになっている。

ロドリの攻撃面での進化はゴールやアシストといった数字の面でも証明されており、今季は公式戦37試合で7ゴール11アシストを記録している。昨季が公式戦56試合で4ゴール7アシストだったため大幅に数字を伸ばしている。これにはコバチッチのサポートの影響も大きく、昨季までの中盤の要だったイルカイ・ギュンドアンとまた違った形でシティに影響を与えている。

不安定なシーズン序盤のパフォーマンスからロドリの相棒として存在感を発揮するまでになったコバチッチについて英『Manchester Evening News』ではこのように綴っている。

「コバチッチは中盤でシーズンをスタートさせたが、不安定なパフォーマンスでポジションを失った。9月と10月の3連敗の際、ロドリの代役を務め、アーセナルでの悪夢のような午後を過ごして以来、コバチッチは一列下がり、今ではロドリのパートナーとなる本物のオプションとなった。そして、グアルディオラが望むコントロールが可能なダブルピボットを提供する」

一方でリヴァプールやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどとの大一番ではスタメンから外れていることも同メディアは触れており、大一番でも印象的なパフォーマンスを見せることができるかどうかが大事になる。今シーズン終盤もケビン・デ・ブライネの怪我が心配なため、コバチッチにかかる期待は大きい。

ロドリもコバチッチとのプレイに手応えを感じており、同選手の存在が自分にとって大事であると語っていた。コバチッチはロドリを輝かせる相棒として、シティに新たな風を吹き込んでいる。ロドリの存在はシティの生命線であり、その心臓を支える役割としてコバチッチはシーズン終盤の鍵となる。

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