シント・トロイデン移籍から6年でリヴァプールの“番人”へ 遠藤航のバランス能力は世界トップに通じるレベルへ

リヴァプールで出番を増やす遠藤 photo/Getty Images

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シント・トロイデン時代のアシスタントコーチも絶賛する能力

日本を離れ、ベルギーのシント・トロイデンへ移籍した2018年から6年。当時世界的にはほぼ無名だったMF遠藤航は、今やリヴァプールで不動の守備的MFとなりつつある。さすがにここまでのステップアップを予想していた人は多くなかっただろう。

英『sky Sport』によると、シント・トロイデンのアシスタントコーチとして遠藤を見てきたイサメ・シャライは、遠藤をシンプルかつ強力なMFと評価する。その特長はシント・トロイデン時代から冴えていたというのだ。

「彼の最大の特長は、チームにバランスをもたらすことだ。彼は試合をよく読んでいる。チームがボールを失えば、その際に何をすべきか常に考えているんだ。彼はシンプルにワンタッチやツータッチでプレイするのが好きだから、試合をあまり複雑にしない。加えてテクニックもあるし、メンタルも強い」
ロングボールや裏へのボールを一気に味方へ繋げようとするなど、遠藤もパサーになる時はある。しかし、基本的に遠藤は同じ中盤のアレクシス・マクアリスターへシンプルにボールを渡すなど、自身の役割に徹している。こうしたシンプルなプレイも守備的MFとして計算しやすい理由なのだろう。

シント・トロイデン時代から考えればとんでもない成長で、今や世界トップレベルで戦える守備的MFとなっている。

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