《28歳で代表初ゴール》 2度目の出場で結果を出したトニーの代表キャリアはこれから始まる予感

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試合出場は2度目

先日行われたイングランド代表対ベルギー代表の親善試合。17分にペナルティエリア内でファールをもらいPKを獲得したのはイヴァン・トニー。堂々キッカーを務め、見事同点ゴールを決めた。

トニーはこのPKがイングランド代表初ゴール。ボールをセットして蹴るまでの表情からは緊張感が漂っていた。

ブレントフォードのCFとして活躍するトニーは今年28歳。代表選手としては遅咲きと言って良いだろう。
『transfermarkt』によると、トニーが代表初招集を受けたのは2022年のUEFA ネーションズリーグ。ベンチ入りを果たしたトニーだったが出場機会は得られなかった。カタールW杯で再び代表選出されたが、準々決勝までの5試合全てベンチ外となった。

悔しい思いを抱えながらも、その後のEURO予選の対ウクライナ戦で9分間の初出場の機会を得たトニー。ここから徐々にチャンスを増やすと思われた矢先に賭博禁止違反による8カ月の出場停止処分を受けることとなった。

今季1月、過ちを反省し迎えたプレミアリーグ復帰戦にスタメン出場したトニー。処分期間もサポートをしてくれたブレントフォードのチームスタッフ、サポーターへの恩返しの思いを込めて、いきなりゴールを決める活躍を見せた。

その試合から直近9試合でスタメン出場しているトニーは、3ゴールのパフォーマンスでクラブを盛り上げている。

復帰後の結果が認められのか、今回再びイングランド代表に選出。ブラジル戦は控えとなったが、ベルギー戦でついにスタメン出場を果たし、見事PKで初ゴールという結果を残した。

イングランド代表内では若い選手が頭角を表す中、自らの過ちも含め、なかなかチャンスに恵まれなかったトニー。28歳という年齢だが、今回の代表初ゴールはトニーにとってワンステップ上のキャリアに向けた始まりかもしれない。今後の素晴らしい活躍を期待したい選手だ。

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