冨安の序列はどうなる!? アーセナルが昨夏に続き、カンセロの獲得を熱望か

現在バルセロナでプレイするカンセロ photo/Getty Images

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バルセロナでも変わらず大車輪の活躍を見せるカンセロ

アーセナルはマンチェスター・シティからバルセロナへレンタル移籍したジョアン・カンセロの獲得を計画していると、英『CAUGHT OFFSIDE』が報道した。

このポルトガル人DFは、攻撃的サイドバックとして重宝される存在で、現在、バルセロナでも33試合に出場し4ゴール4アシストの成績を残している。彼は2019-2020シーズンからシティで3シーズンと半年間、チームに欠かせない存在として活躍していたが、ジョゼップ・グアルディオラ監督との不仲が噂され、ここ2シーズンはバイエルンに引き続きバルセロナへとレンタル移籍している。そしてカンセロ自身も現時点で上手くいっているバルセロナへの完全移籍を望んでいるという。

そんな中、日本人DF冨安健洋を含め、サイドバックに豊富な人材を抱えているアーセナルは、昨夏に引き続き、まだカンセロの加入を諦めていないようだと同メディアは報じた。ガナーズは昨季、シティからオレクサンドル・ジンチェンコとガブリエウ・ジェズスを買い、そんな彼らの活躍もあってシティとタイトル争いを最後まで演じた。優勝には一歩届かなかったが、その悲願のリーグ制覇のためにはもう一人、強力な選手が必要だと考えるのも当然。元々シティの主力選手であって、他チームでも抜群の活躍するほど実力あるカンセロはうってつけである。
カンセロを保有するシティは、今夏に彼を約4500万~5000万ユーロで売却する意向があるとされている。一つ懸念するならば、5月に30歳になるカンセロが、本調子をシーズンを通して保つことができない可能性があり、ガナーズ経営陣がそれだけの巨額を投じる勇気があるかどうかだ。ただカンセロが残りたいと希望するバルセロナの財政状況では、その余裕があるとは考えにくい。そこをガナーズが掬い取る可能性がある。

もしアーセナルに移籍することになれば、同ポジションには冨安がいる。ただケガが多く、今年に入ってから24分間の出場時間にとどまり、レギュラー争いからも一歩退いた感があるだけに、カンセロの加入は彼にどう影響するのだろうか。今後の動向から目が離せない。

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