キミッヒまで退団ならバイエルンの中盤はさらにピンチ? 王座陥落の危機からどう立ち直る

バイエルンの中盤を支えてきたキミッヒ photo/Getty Images

前線は好調だが……

先日ライバルのドルトムントに0-2で敗れてしまい、首位レヴァークーゼンとの勝ち点差が13に広がってしまったバイエルン。レヴァークーゼンの調子を考えれば、バイエルンの逆転優勝は厳しい目標だ。

無敗を維持するレヴァークーゼンの強さを褒めるべきなのだろうが、絶対王者バイエルンにも物足りないところはある。課題となっているのは、中盤だ。

前線にはトッテナムからFWハリー・ケインを獲得し、ケインも期待に応えてブンデスリーガだけで31ゴール7アシストと見事な成績を残している。一部ではケインがまたタイトルを獲得できないままシーズンを終えるのではと言われているが、ケイン自身の貢献度に文句はつけられない。

その前線に比べ、気になるのが中盤だろう。19歳のアレクサンダル・パヴロビッチが成長してきたのは心強いが、盤石とは言えない。右サイドバックも層が薄いため、今季はジョシュア・キミッヒを右サイドバックへ回すケースも増えている。

キミッヒも満足していないのか、今夏にクラブを離れる噂も続いている。仮にキミッヒがクラブを去るとなれば、中盤の問題はさらに大きなものとなるはずだ。レオン・ゴレツカ、コンラッド・ライマーの2人はハードに戦えるが、やはりキミッヒのゲームメイク力は特別だ。

最終ライン、ボランチは新シーズンへ補強必須のエリアとなるはずで、ここのクオリティでレヴァークーゼンとは差がついてしまったか。

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