シーズン序盤の圧倒的存在感を取り戻せるか!? フォーデンも期待を寄せるマンCの新たな翼 

ドクとフォーデン photo/Getty Images

続きを見る

右サイドでの起用も増えるか

プレミアリーグ第31節でアストン・ヴィラを相手にハットトリックを見せたマンチェスター・シティのフィル・フォーデンはチームメイトであるジェレミー・ドクへの期待を言葉にした。

今シーズンよりシティにやってきたドクはシーズン序盤のMVPの1人だ。左サイドで見せるキレキレのドリブルは昨シーズンのシティにはなかった新たな武器となり、抜群の存在感を見せていた。しかし、11節のボーンマス戦で1ゴール4アシストの大活躍を見せた後、怪我の影響もあり、リーグでは得点もアシストも記録できていなかった。

一時はジャック・グリーリッシュを抑えて左ウイングの1番手として考えられたが、シーズンが進むにつれ、グリーリッシュ不在を実感する試合も増えてきた。そんななか、アストン・ヴィラ戦ではシーズン序盤のようなドクがいた。ポジションは左ではなく右だったが、キレキレドリブルは健在で、縦への突破で攻撃を牽引。右サイドでも戦えることを示した。
リーグ戦では11節以来のアシストも記録したドクについて、フォーデンはクラブの公式で「とても良かった」と称賛。さらに「彼は恐ろしい人だと思った。彼は1対1でとても危険で、今日我々がSBを破るのに大いに貢献してくれた」とコメント。そして最後にドクに対して、「彼は素晴らしい才能の持ち主で、ペップの下で今後もより良い仕事をしていくだろう。今日の彼の活躍を嬉しく思うよ。彼は本当に良いパフォーマンスを見せてくれた」と、これからのドクへの期待を言葉にした。

利き足が右足のドクを右サイドで起用することで、グリーリッシュやベルナルド・シウバ、フォーデンと違った縦への突破もシティの攻撃のパターンとなり、違いを作ることもできる。クロス精度やシュート精度など課題はたくさんあるが、同選手のドリブルは間違いなくシティの武器だ。シーズン序盤のドクがボールを持ったら期待せずにはいられないような圧倒的存在感をシーズン終盤でも示すことができるだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ