「レアルでの自分とは違う」 アル・イテハドで不振のベンゼマは欧州に戻って来るのか 

去就に注目が集まるベンゼマ photo/Getty Images

今年はまだ無得点

昨年夏にレアル・マドリードを退団し、サウジアラビアのアル・イテハドに加入したFWカリム・ベンゼマは、もう長いことゴールを決めていない。昨年12月15日に行われたアル・アハリとのクラブワールドカップ2023二回戦で後半ロスタイムに得点して以降、このレアルの元エースストライカーはゴールの喜びを味わえていない。

ベンゼマだけでなく、アル・イテハド自体も今季は期待通りの結果を残せていない。リーグ戦での順位こそ4位だが、首位のアル・ヒラルには既に勝ち点差30と大きく引き離されている。そして、この現在のチーム状況が自身の個人成績にも影響しているとベンゼマは考えているようだ。

「僕はもうレアルにいた頃の自分とは違う。何故なら、一緒にプレイしている選手達が違うからだ。僕にはピッチ上で助けが必要だ。たくさんの助けが必要なんだ。僕一人だけの力では試合に勝てない」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

2026年6月までアル・イテハドとの契約を残しているベンゼマだが、既に今年1月にもチェルシーやマンチェスター・ユナイテッドが有力な移籍先候補として浮上するなど、サウジアラビアに来てわずか1年足らずでヨーロッパに戻る可能性が取り沙汰されている。

「将来については、そのうち見えてくるだろう。僕にとっては、今この瞬間が最も大事なんだ。毎日新しいニュースが出てくるけれど、まあ見ていてほしい」

既に36歳と年齢的にはキャリアの晩年に差し掛かっているベンゼマ。果たして今夏どのような決断を下すのだろうか。

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