チェルシーからミランへやってきた選手たちが次々と大成功 ジルー、プリシッチらミランの補強は大当たりに

プリシッチの獲得も大成功 photo/Getty Images

すっかりチームの柱に

「運命はロンドンから始まり、そしてミラノで交差する」

伊『Gazzetta dello Sport』が称賛するのは、チェルシーからミランにやってきた選手たちだ。

今季の新戦力では、FWクリスティアン・プリシッチが大当たり。今季はセリエAで10ゴール6アシストと見事な活躍を披露しており、25歳のプリシッチにとって今季がベストシーズンと言ってもいいかもしれない。2019年から4年間プレイしたチェルシーでは少々波があったが、ミランでは攻撃に欠かせぬピースとなっている。自国開催となる2026年のワールドカップへ向け、アメリカ代表のエースであるプリシッチがミランで調子を上げているのは実に心強い。

同じ新戦力では、MFルーベン・ロフタス・チークだ。チェルシー時代から馬力溢れるMFとして評価はされていたが、なかなか主力に定着できなかった。しかし昨夏移籍したミランでは、攻撃的MFとしてのポジションを確立。ここまでリーグ戦6ゴール1アシストを記録している。プリシッチと同様にミラン移籍は正解だったと言える。

さらに前線では、ミランの頼れる攻撃の柱であり続けるFWオリヴィエ・ジルーだ。2021年にチェルシーから200万ユーロの移籍金で加わったジルーは、今季もリーグ戦で13ゴール8アシストと躍動。これでミラン加入後3シーズン連続でのリーグ戦二桁得点となり、37歳になった今も衰えは見られない。

2021-22シーズンは11ゴール3アシスト、昨季は13ゴール5アシスト、そして今季は13ゴール8アシストと、得点関与数は今季が最多だ。

最終ラインで成長を続けるのは、2021年にミランへ加入したDFフィカヨ・トモリだ。チェルシーのトップチームでは27試合の出場に留まったが、ミランでは通算136試合に出場。最終ラインのリーダーとして成長し、EURO2024を戦うイングランド代表メンバー入りを狙える位置にある。

同メディアは「チェルシーからやってきた選手たちは、指揮官ステファノ・ピオリの手で生まれ変わった」と伝えており、チェルシーから加入した選手たちはすっかりミランの中心となっている。ミランにとっては大きすぎる補強だ。

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