ドイツ代表は“戦うメンタル”失ってしまった? レジェンドのバラック氏は「フットボール界だけの問題ではなく、世代の問題」

ドイツはEURO2024の優勝候補に挙げられないか photo/Getty Images

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上手いだけでメジャートーナメントは勝てないか

今夏に開催国としてEURO2024を戦うドイツ代表。3月の代表戦ではフランス、オランダ相手に連勝を飾ったが、現段階でドイツを優勝候補にプッシュするのは難しいか。2022ワールドカップ・カタール大会のグループステージ敗退より、ドイツは不安定な日々を過ごしてきた。

元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック氏も現時点での期待度は高くないと語る。同氏は現代の若手選手たちのメンタリティに納得できないところがあるようで、ドイツが持ってきた強みが失われてきたと問題視している。

「ドイツの期待レベルは非常に低く、何かを失った。我々には競争力、試合に勝ちたいという意欲、規律という最大の強みがあったが、それを失ってしまった。我々は常に技術的に最高レベルのサッカーをするチームだったわけではない。その代わり、私たちにはテクニック、組織、規律が組み合わされた特別なメンタリティがあったんだ。私たちはそれを少しばかり失った。これはフットボール界だけの問題ではなく、世代の問題でもある。どこか柔らかくなりすぎたのか分からないけど、力が抜けてしまった」(『The Sun』より)。
今のドイツ代表にも高いテクニックを持つ選手たちはいるが、それだけでメジャートーナメントを勝ち抜けるわけではないということか。バラック氏は国の教育にも問題があると考えているようで、上手いだけで勝てるほど甘い世界ではないのだろう。

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