ボルシアMG板倉は今節も中盤起用か 指揮官「コウは我々に安定感をもたらした」

ボランチでも好パフォーマンスの板倉滉 photo/Getty Images

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チームが劇的に変化

ボルシアMG所属の日本代表DF板倉滉は、13日(現地時間)に行われるブンデスリーガ第29節ボルシア・ドルトムント戦で、前節ヴォルフスブルク戦に続いてボランチとして起用されるかもしれない。

板倉の中盤起用が予想される根拠は、同選手が中盤でプレイすることでチームのパフォーマンスが改善されたことにある。

ヴォルフスブルク戦での板倉は、中盤の底の位置でボランチとしてプレイし、相手ボール時に味方のディフェンスライン前方のスペースを消すフィルター役として守備で存在感を発揮する一方、52分には右足でのミドルシュートで同点ゴールを叩き込むなど3-1での勝利に大きく貢献。試合後、ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督も同選手のパフォーマンスを絶賛していた。
「コウは中盤で我々に安定感をもたらした。味方への的確な指示だけでなく、ディフェンスラインの前に残ってそのスペースを狭くしてくれていた。試合序盤でのいくつかの難しい場面を切り抜けた後、彼のパフォーマンスはさらに良くなっていた。足がつって途中で交代しなくてはならなかったのが残念だよ」

また、ドイツ紙『Bild』は、板倉のボランチ起用はチームのかじ取り役を期待されているMFユリアン・ヴァイグルにも好影響を与えていると指摘している。

「イタクラは、一人のチームメイトをも輝かせた。ユリアン・ヴァイグルがようやくボルシアMGのリーダーとなったのだ。イタクラという中盤の掃除役が隣りにいることで、ヴァイグルはチームの中盤を統率するという彼自身の役割に集中することができた」

ヴォルフスブルク戦での勝利で得た良い流れを維持するために板倉を再びボランチとして起用し、ドルトムント相手にボルシアMGがリーグ戦2連勝を狙いに行く可能性は十分にありそうだが、果たしてセオアネ監督はどのような決断を下すのだろうか。

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