ユース時代にインテルからのオファーを受けていた? 元シティのアカデミーコーチが語るフォーデンの逸話

今やシティの絶対的な選手に成長 photo/Getty Images

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HTのウォーミングアップでスカウトたちが注目

今シーズン22ゴール10アシストという圧巻の記録を残しているマンチェスター・シティのフィル・フォーデン。世界トップクラスの選手へと成長を遂げている。

シティアカデミーの最高傑作と言われるフォーデンは、ユース時代から類稀なる才能が注目されていたと、元シティのアカデミーコーチであるダレン・ボウマン氏は英『TalkSPORT』にて話している。

「私たちが彼を連れて行ったトーナメントもあった。プレイはできないが、移動と異なる環境に慣れさせたかった。私たちは彼をあるトーナメントに連れて行ったが、彼はプレイするためにそこにはいなかったので、ハーフタイムにただアップをしていた。 そしてそこにいた全員が、ハーフタイムに見たあの子のことと、なぜ彼がプレイしなかったのかについて話していた。 それは彼がスターとしての存在感を示していたことの証明だ」
フォーデンはアカデミー時代から年上のカテゴリーの大会についていくことが多かったようだ。そこでハーフタイムにボールを扱っている姿で、すでに多くのスカウトからの注目を集めていたという。さらに同氏はユース時代にインテルからフォーデンの獲得を打診されたことを明かした。

「別のトーナメントで彼はプレイしたが、我々はインテル・ミラノから彼を獲得するオファーを受けた。私たちはイタリアにいたのだが、彼らは『いくら欲しいですか?』と尋ねたんだ。そういう選手には常に興味やオファーがある。最高の人材を確保し、その道を歩ませ続けなければならない」

「フィルのような人間にとっては決して去るつもりはなかった。彼はシティのファンであり、シティのボールボーイだった。彼はシティ一筋で、他のクラブには興味がない。フィルはそのレベルの高さからイギリスとヨーロッパ中でよく知られていたが、彼がクラブを離れることはありえないし、クラブも彼を退団させるつもりはなかった」

ユース時代から大きな注目を集めていたシティの至宝は名将ペップ・グアルディオラの下で、シティ最高の選手になりつつある。期待された注目の若手から今やチームの絶対的存在へとなったフォーデン。大事に育てた若き才能は今、ヨーロッパで最も注目を集める選手の1人となった。

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