ネイマールはPSGでモチベーションを失っていったのか「サッカーにも、お金にもうんざり…ハングリーではなかった」

PSGで6年を過ごしたネイマール photo/Getty Images

ムバッペとの関係にも変化が

2017年から6年間をパリ・サンジェルマンで過ごしたFWネイマール。この6年の間にはチーム内でも様々な変化があったが、その1つがFWキリアン・ムバッペのスーパースター化だ。

ネイマールはバルセロナからPSGへ2億2200万ユーロもの移籍金で加入しており、パリの王様として迎え入れられた。しかしムバッペはどんどん成長し、2018年にはフランス代表の主力としてワールドカップを制覇。PSG内でもムバッペの存在感は大きくなり、徐々にネイマールより大きな存在となっていったところがある。

2021年にはFWリオネル・メッシも合流。当初は3人で超強力トリオを形成すると期待されたが、このユニットはチャンピオンズリーグでも思うような成績を残せなかった。

仏『France Football』によると、ネイマールとムバッペの関係性は徐々に変化していったようだ。それを明かしたのはPSGの元スタッフとされる人物で、フランス生活の中でネイマールの心境にも変化があったと当時を振り返っている。

「当初ムバッペとネイマールは良好だったが、徐々にムバッペはネイマールに対する敬意を失っていった。その一方で、ネイマールとメッシはムバッペがクラブの象徴となったことにイライラしているようだった」

「ネイマールはパリで2、3シーズンの良いシーズンを過ごしたが、ここでの生活に完全にうんざりしているという印象もあった。サッカーにも、お金にもうんざり…彼はもうハングリーではなかったんだ。彼にはブラジル代表でプレイするモチベーションはまだあったが、国内リーグでブレストまで行ってプレイするモチベーションはなかった」

ネイマールは昨夏にPSGを去り、サウジアラビアのアル・ヒラルと契約した。現在は怪我での離脱が続いており、アル・ヒラル合流当初も太り過ぎではと指摘されたこともあった。32歳を迎え、サッカーに対するモチベーションにも変化があるのかもしれない。

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