昨季の経験を生かす時が来た! 2024年リーグ戦初黒星を喫したアーセナルが示すべき成長 「これからが大きな試練だ」

アーセナルはこの試練を乗り越えられるか photo/Getty Images

続きを見る

アストン・ヴィラに敗戦

プレミアリーグ第33節でアストン・ヴィラと対戦し0-2で敗北したアーセナル。幾度となくゴールチャンスはあったが、試合終盤にアストン・ヴィラに一瞬の隙を疲れ、悔しい負け方をしてしまった。

昨年のクリスマス以降、少し調子を落とす時期があったものの見事に立て直したアーセナルは2024年リーグ戦では負けなしが続いていたが、その記録も今節で途絶えてしまった。再び試練が訪れようとしているなか、指揮官のミケル・アルテタは「勝ちたいなら、こうした状況に打ち勝たなければならない」と、ヴィラとの試合後に英『Sky Sports』にて語っている。

「我々には(マンチェスター・シティを)コントロールすることはできない。我々がコントロールできるのは、勝利を続けることだ。それは簡単。その瞬間は今だよ。この打撃の後、我々がどう反応するかだ。これからが大きな試練だ」
「バイエルン・ミュンヘン戦は、私たちにとって最高のチャンスだ。チームはそれを示さなければならない。勝ちたいなら、こうした状況に打ち勝たなければならない。あの試合内容なら、こうなることは目に見えていた。あとは私たちがどう反応するかだ。これは私たちがコントロールできる。世界のどのリーグでも、私たちがしたように何試合も連勝すれば、勝ち点差は6か8になる。ここではそうならない。それが課題だ」

昨シーズンは終盤に失速してしまい、惜しくもリーグタイトルを逃してしまったアーセナル。シーズン終盤の大事な場面での敗戦によって昨シーズンのことが思い出されるが、今こそ進化を示す時なのかもしれない。チェルシー、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドとの試合を残すアーセナルは他の2チームより厄介な相手との試合が控えているが、今のアーセナルなら乗り越えることも可能だろう。

再び連勝を重ねていくためにも大事になるのが18日のCLラウンド8・2ndレグ、バイエルンとの一戦だ。1stレグは2-2に終わったため、準決勝進出には敵地での勝利が必要だ。勝利すれば再び勢いに乗れる可能性が高く、アーセナルにとって絶対に負けられない試合となる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ