バイエルンFWハリー・ケインに宿るアーセナルへのライバル心 『引退するまでDNAの中に存在し続けるだろう』

記者会見でのハリー・ケイン photo/Getty Images

因縁の相手との対戦

17日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはアーセナルとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグに臨む。この準決勝進出がかかった大一番にバイエルンのFWハリー・ケインのモチベーションはひと際上がっているようだ。

ケインがアーセナル相手に闘志を燃やす理由は、同選手の過去にある。ケインは7歳の時にアーセナルのスカウトの目に留まり、同クラブの下部組織に入団。しかし、ベニク・アフォベ(現ミルウォール)、チュクス・アネケ(現チャールトン)らがいたチームでは十分な出場機会を得られず、約1年後にアーセナルから放出された。

16日にアーセナル戦に向けた記者会見に臨んだケインは、自身の少年時代の出来事によってアーセナルが因縁の相手となったことを明かしている。

「アーセナルとの試合は、僕のこれまでのキャリアの中でいつもシーズン最大の試合の一つだった。小さい頃にアーセナルから解雇されて、『自分の力を証明し続けなければならない』と思った時のことが頭の片隅に残っているからかもしれない」

アーセナルを退団した後、ワトフォードを経てトッテナムの下部組織に入団し、プロデビューも同クラブで果たしたケインは、プロ入り後にアーセナルとの試合にこれまで計20試合に出場して15ゴールを記録。常に得点を量産してきた世界屈指のストライカーだが、アーセナル戦でのゴール数は際立っている。

「アーセナルに対するライバル心のような感覚は、引退するまで僕のDNAの中に存在し続けるだろう。僕は今バイエルンでプレイしているけれど、明日は僕らが準決勝進出を決めるよ」

本拠地ミュンヘンでアーセナルを迎え撃つバイエルンにとって、エースストライカーであるケインの活躍は必要不可欠。先週の1stレグに続いての2戦連続ゴールが期待される中、果たしてケインはアーセナルから今回もゴールを決められるのだろうか。

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