シュバインシュタイガー、モウリーニョからの冷遇について明かす G・ネビルも擁護「そんなことは違法」

ユナイテッドでは公式戦35試合の出場にとどまった photo/Getty Images

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理由も知らされず締め出されたという

元ドイツ代表MFで、主にバイエルン・ミュンヘンで活躍したバスティアン・シュバインシュタイガー氏。2015年から2017年からはマンチェスター・ユナイテッドでもプレイした。移籍当初は当時のルイ・ファン・ハール監督から重用されたが、16-17シーズンに指揮官がジョゼ・モウリーニョに代わってからは出場機会がほとんどなく、戦力外となってしまった。

モウリーニョ氏に冷遇された当時のことを、シュバインシュタイガー氏は『The Overlap』で語っている。

「それは2016年だ。私はドイツ代表に所属していて、準決勝まで進むほどEUROで勝ち上がった。だから私は少し遅れてマンチェスター・ユナイテッドに合流したんだ。プレシーズンツアーでアメリカに到着した初日、ズラタン・イブラヒモビッチと一緒にトレーニングして、ビジョンを持っていて一緒にプレイするのは素晴らしい選手だと感じたんだ」
「そして、私の誕生日にキャリントン(練習場)に入ると、(のちにフットボールディレクターに就任する)ジョン・マータフがいて、監督がそう言ったからロッカールームに入ることはできないと言ったんだ。警告も何もなかったよ」

シュバインシュタイガー氏はU-16のチームとともに練習することを言い渡されたという。それを聞いた元ユナイテッドのガリー・ネビル氏は「驚いた。恥ずべきことだ」「それ(シュバインシュタイガーの扱い)は違法だ。そんなことは許されない」と憤慨している。英『Mirror』が伝えた。当時、モウリーニョ氏からの戦力外通告を受けていることは知られていたが、それについての説明はどうやら何もなかったようだ。

結局、シュバインシュタイガー氏は3月にMLSのシカゴ・ファイアーへ移籍する形でユナイテッドを離れ、2019年に引退している。別のインタビューでは当時のモウリーニョ氏からの冷遇の理由を「ペップ・グアルディオラのフットボールをプレイしていたからかもしれない」と語っていたこともあるシュバインシュタイガー氏。バイエルンやドイツ代表では多くのタイトルも勝ち取った選手だが、結果的にユナイテッド移籍によって、晩年のキャリアはやや寂しいものとなってしまった感がある。

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