実質非売品? レヴァークーゼンCEOが求めるMFヴィルツ獲得に必要な異次元の移籍金

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

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今季一気にブレイクした逸材

14日(現地時間)、レヴァークーゼンはブンデスリーガ第29節でブレーメンと対戦して5-0で勝利し、ブンデスリーガ初優勝を決めた。

無敗でリーグ優勝を達成したレヴァークーゼンにはMFジェレミー・フリンポンやMFアレハンドロ・グリマルドなど多くの才能豊かな若手選手が在籍しているが、その中でも一際注目を集めているのはMFフロリアン・ヴィルツだろう。

今季公式戦42試合に出場して17ゴール18アシストを記録し、ドイツ代表でも中心的存在として活躍が期待されているこの20歳の若者は、14日のブレーメン戦でも後半開始からの途中出場でハットトリックを達成するという異次元の活躍を見せた。
レヴァークーゼンとの間に2027年6月末まで契約を残しているヴィルツだが、今季のハイパフォーマンスによってマンチェスター・シティやバイエルン・ミュンヘンなど名だたるビッグクラブが移籍先の有力候補と目されている。

しかし、レヴァークーゼンのフェルナンド・カルロCEOには簡単にヴィルツを他クラブに売却する意思はないようだ。カルロ氏はドイツ紙『Bild』の取材に応じ、来季のチーム編成について「2,3人の新戦力を獲得する資金を確保するために、今年の夏に大きな選手売却の案件が一つあるだろう」と語ったが、ヴィルツの去就について尋ねられると、「我々はヴィルツを1億5000万ユーロ(約240億円)以下の移籍金では絶対に放出しない」と具体的な金額を挙げて、安易な交渉には応じない姿勢を明確にした。

将来有望な若手選手を発掘して育て上げ、ビッグクラブへ売却する育成型クラブというのがヨーロッパにおけるレヴァークーゼンの位置付けだが、ヴィルツだけは非売品のようだ。

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