去就に注目集まるラツィオMF鎌田大地 独紙はプレミア行きの可能性を指摘

ラツィオの鎌田大地 photo/Getty Images

恩師のいるイングランドへ?

ラツィオのMF鎌田大地の動向に対する注目度が日増しに高まっている。同選手は今季開幕前にフランクフルトからラツィオに加入。成績不振により解任されたマウリツィオ・サッリ前監督に代わってイゴール・トゥドールが指揮を執るようになってから出場機会を増やしつつあるが、それでも移籍の噂は絶えない。

チーム内での微妙な立ち位置に加えて、鎌田がラツィオと交わした契約も鎌田の去就を不透明なものにしているようだ。ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏がソーシャルメディア『X』で明かしたところによると、鎌田の契約には同選手が自らラツィオと契約延長するか決められる条項が含まれているという。

「ダイチ・カマダは今後数週間のうちに自分の将来について決断を下すことになるだろう。何故なら彼の契約には特別な条項が存在するからだ。もしもカマダが5月末までに100ユーロ(約1万6000円)を支払えば、彼の契約は2027年6月まで延長される。支払わなければ、彼はフリーでラツィオを退団することができる」

鎌田の動向は、同選手が昨季までプレイしていたドイツでも話題となっている。ドイツ紙『Bild』は、鎌田の現状とともに同選手が来季プレミアリーグに挑戦するかもしれないと報じている。

「カマダについては、プレミアリーグに行くという噂も広まっている。彼の恩師であるオリヴァー・グラスナーがクリスタルパレスの監督に就任して以来、イングランドに渡るという憶測がますます増えている」

グラスナー監督は2023年6月末まで2シーズンにわたってフランクフルトで指揮を執り、2022年5月には同クラブをUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に導いている。フランクフルトでの在任中は鎌田を攻撃の軸に据えていたグラスナー監督のもとであれば、鎌田もブンデスリーガでプレイしていた頃のような輝きを取り戻せるかもしれない。

ラツィオ残留か移籍か。果たして鎌田はどのような決断を下すのだろうか。

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