アーセナル戦で出場時間0分だったバイエルンMFミュラー 指揮官「起用の決定は戦術的なもの」

バイエルンのトーマス・ミュラー photo/Getty Images

ベンチ入りも出番無し

17日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはアーセナルとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndに1-0で勝利し、2戦合計3-2で準決勝進出を決めた。

激闘を制して2019-20シーズン以来の4強進出を決めたバイエルンだが、気がかりなのは同クラブの大黒柱であるMFトーマス・ミュラーがアーセナル戦に2試合連続で出場しなかったことだろう。13日に行われたブンデスリーガ第29節ケルン戦で8試合連続先発出場を果たし、ゴールもマークしていた同選手だが、17日のアーセナルとの2ndレグではベンチ入りこそしたものの最後まで出番は回ってこなかった。


ミュラーの起用についてはドイツでも大きな注目が集まっている。19日に行われた定例記者会見でもトーマス・トゥヘル監督に対してアーセナル戦での選手起用についての質問がなされ、同監督は自身の判断について以下のように語った。

「起用の決定は戦術的なものであって、個人的なことではない。トーマスのパフォーマンスや彼のステータスを過小評価しているということでもない。彼が試合に出れないことを嫌うのは明らかだが、そのことを前もって説明したり試合後に励ます必要はない。そうしたことは彼を幸せにはしないだろうからね」

バイエルンは、準決勝では同大会最多14回の優勝を誇るレアル・マドリードと対戦する。この準決勝の1stレグが行われる30日までにリーグ戦2試合が予定されていて、ミュラーにとってはこの2試合がレアルとの大一番でプレイするための貴重なアピールの場となるだろう。

既にチャンピオンズリーグの舞台で149試合に出場しているバイエルンのレジェンドは、150試合出場の大台をレアル戦で達成することができるのだろうか。

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