多くの課題がのしかかる川崎、守備の次は攻撃か 4試合連続無得点はクラブワースト

川崎と東京Vの一戦はスコアレスドローに photo/Getty Images

ホームでも2試合連続無得点

近年チームを牽引してきた主力たちの相次ぐ退団、序盤戦から過密日程を強いられて早くも怪我人が続出……。鬼木体制8年目を迎えた川崎フロンターレが苦戦を強いられている。

湘南ベルマーレとの開幕戦では2-1の逆転勝利を収めたものの、その後は3連敗。第5節の多摩川ダービーでFC東京を3-0で撃破し、勢いに乗るかと思われたが、翌節以降は再び白星から遠ざかってしまう。今月20日にホームで行われた東京ヴェルディとの一戦でも、最後までゴールネットを揺らすことができずにスコアレスドロー。川崎は9試合を消化して2勝2分5敗と、勝ち点を8ポイントしか積み上げることができず、16位に低迷してしまっている。

シーズンの開幕直後は失点の多さから守備が不安視されていたが、直近の4試合はわずか2失点。負傷者が多くいる中でも守備陣は粘り強さを見せるようになってきた。しかし、ここにきて新たな問題が浮上。失点が減っている一方で、開幕直後は好調だった攻撃陣が鳴りを潜めているのだ。

川崎は現在、リーグ戦で4試合連続無得点。データサイト『opta』によると、同クラブのJ1においては、2012年7月に記録したものに並んでクラブワーストだという。また、ホームで行われたリーグ戦においても、2試合連続でノーゴールに終わったのは、直近12シーズンでは2度目。2018年5月以来の出来事のようだ。

多くの課題がのしかかる川崎。浮上のキッカケをつかむことができるのか。同クラブは次節、ここまで無敗と好調なサンフレッチェ広島と対戦予定となっている。

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