ウナイ・エメリも? 未定のバイエルン新監督候補にアストン・ヴィラ指揮官の名前が急浮上

アストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督 photo/Getty Images

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難航する後任選び

今季限りでの退団が発表されたバイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督の後任がなかなか決まらない。有力候補と見られていたレヴァークーゼンのシャビ・アロンソ監督は来季もレヴァークーゼンで指揮を執ると表明し、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督もドイツサッカー連盟(DFB)と契約延長で合意。両者はバイエルンの候補者リストから姿を消した。

そうした中、ドイツ紙『Bild』はアストン・ヴィラのウナイ・エメリ監督がバイエルン首脳陣の中で新監督候補として検討されていると報じている。同監督はセビージャ、パリ・サンジェルマン、アーセナルなどで監督を歴任し、2022-23シーズン途中からアストン・ヴィラの監督に就任。2季目となる今季はここまでプレミアリーグで4位につけるなど、監督就任時は降格の危機にあったヴィラを上位争いができるチームに変貌させた。

その手腕を買ってトゥヘル監督の後任を託したいというのがバイエルンの考えのようだが、エメリ監督自身は21日に行われたプレミアリーグ第34節ボーンマス戦後、「私はここでの仕事に100%集中している」と語って退団の意思がないことを明言した。
また、『Bild』もエメリ監督がバイエルンで指揮を執る可能性は低いだろうと予想している。

ウェス・エデンズ氏とナセフ・サウィリス氏がオーナーを務めるヴィラには潤沢な資金があり、さらに同クラブでスポーツディレクターを務めているモンチ氏とエメリ監督はセビージャ時代に一緒に働いた間柄。チーム編成を計画するにあたって、希望する選手の獲得が実現しやすい環境にあるヴィラを退団してバイエルンに来るという選択肢は、エメリ監督にとって現実的なものなのだろうかと同紙は疑問を呈している。

ヴィラよりも高い給料を提示し、さらに選手獲得についての決定権を保証するといった破格の待遇でなければ実現は難しいようだ。

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