リヴァプールはタイトルが遠のく痛恨のドロー 一時は逆転を果たすもウェストハムに2-2のドロー 遠藤航は79分までプレイ

勝ちきれなかったリヴァプール指揮官のクロップ photo/Getty Images

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後半は勢いを見せたが

アーセナル、マンチェスター・シティと三つ巴のタイトル争いを繰り広げているリヴァプール。延期となっていた第29節のエヴァートンとのダービーは、チャンスを作るものの0-2で敗戦。リーグ戦直近3試合のうち、2試合は敗戦しており、タイトル獲得のためにもこれ以上勝ち点は落とせない。

そんななか迎える今節の相手はウェストハムだ。リヴァプールはコーディ・ガクポ、ハーヴェイ・エリオット、ライアン・グラフェンベルフ、遠藤航らがスタメンに名を連ねた。モハメド・サラーやダルウィン・ヌニェスはこの試合ベンチスタートとなった。

試合序盤からボールを握る時間の多いリヴァプールは10分、ロバートソンのクロスからエリオットがシュートを放つもこれは惜しくもサイドネット。一方のウェストハムはボーウェン、クドゥスの両ウイングを中心にカウンターからリヴァプールのゴールを脅かす。
すると26分、A・アーノルドのクロスからディアスが折り返し、最後はガクポが詰める。そのこぼれ球を再びディアスがシュートを放ち、これがDFの手に当たったためPKを獲得したかと思われたが、VARの結果ディアスの飛び出しがオフサイド判定に。流動的な前線の動きを中心に左右から猛攻を仕掛けるリヴァプール。39分には左サイドでボールを受けたディアスがカットインからゴールを狙うが、ポストに阻まれてしまう。攻められていたウェストハムだが、42分、ボーウェンがシュートを放つとこれはアリソンがセーブ。するとこれで得たコーナーキックからボーウェンがヘディングを流し込み、劣勢だったウェストハムが先制に成功。リヴァプールが多くのチャンスを作った前半だったが、一瞬のチャンスを逃さなかったウェストハムが1点リードで折り返す形に。

メンバー交代なしで後半に臨む両チーム。1点を追いかけるリヴァプールは48分、ディアスからの折り返しにロバートソン。アレオラはボールに触るもこれがネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。攻勢を強めるリヴァプールは57分、ピッチ中央で受けたA・アーノルドがミドルシュートを放つが、これはアレオラがビッグセーブ。すると64分、CKのこぼれ球に反応したガクポのシュートがディフェンスに当たりゴール。リヴァプールが逆転に成功する。

68分にはディアス、69分にはマクアリスターと追加点を狙うリヴァプールが立て続けにチャンスを迎える。一方のウェストハムはなかなかボールを握らせてもらえず、相手ゴールに迫れない状況が続く。ウォード・プラウズを入れて同点ゴールを狙うウェストハムは77分、ボーウェンのクロスにアントニオがヘディングで合わせて同点ゴール。苦しい時間が続いたウェストハムが追いついた。

リヴァプールはA・アーノルドや遠藤、ディアスを代えてサラー、ヌニェス、ジョー・ゴメスを投入する。タイトル獲得には勝ち点3が必要なリヴァプールは猛攻を仕掛ける。89分にはカウンターからエリオットがミドルシュートを放つが、クロスバーに当たりネットを揺らせない。1点が欲しいリヴァプールはCBのクアンザーに代えてショボスライを投入。攻撃の手をさらに強める。しかし最後までネットは揺らせず、2-2で幕を閉じた。リヴァプールにとっては痛い引き分けに終わってしまった。

ウェストハム 2-2 リヴァプール

ウェストハム得点者
ジャロッド・ボーウェン(43分)、マイケル・アントニオ(77分)

リヴァプール得点者
アンドリュー・ロバートソン(48分)、OG(65分)


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