「クラブにとってよくないことだ」「このようなことが起こるのは誰も見たくはない」 元リヴァプールのクラウチはクロップとサラーの衝突を心配

2人の関係は修復されるのか photo/Getty Images

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注目を集める口論

プレミアリーグ第35節でウェストハムと対戦したリヴァプール。タイトル獲得には勝利が必要な試合だったこの試合は2-2の引き分けに終わってしまった。

先制されながらも一時は逆転に成功したリヴァプールだったが、最終的には追いつかれてしまい、タイトルが遠のくドロー決着となった。そんなこの試合で注目を集めているのが79分の交代のシーンだ。

ダルウィン・ヌニェス、モハメド・サラー、ジョー・ゴメスの3人を投入しようとしたユルゲン・クロップ監督。その際にサラーとクロップが口論になる姿が映し出されたのだ。交代を準備している中での同点ゴールをリヴァプールは許してしまったため、交代のタイミングについての口論ではないか、と憶測を呼んだ。
サラーは試合後のインタビューを拒否し、「もし話せば火がつくだろう」とコメント。さらに記者に「火事ですか?」と聞かれ、「はい。もちろん」と答えている。一方のクロップは「そのことはロッカールームで話した。私にとってはもう終わったことだ」と語り、詳細の明言を避けた。

そんななか、リヴァプールでもプレイ経験のある元イングランド代表ピーター・クラウチは『TNT Sports』にて、2人の衝突について、「クラブにとってよくないことだ」とコメント。一方で、「サラーはリヴァプールで大半の試合に先発してきた選手であり、ベンチにいることに激怒するだろう」とも語っており、サラーへの気遣いも見せている。そして最後に「しかし、監督と主力選手の間でこのようなことが起こるのは誰も見たくはないだろう」と2人の口論について心配するような発言を残した。

これまでもサラーとクロップが衝突するようなシーンはしばしばあったが、クロップ最後のシーズンでタイトルを目指す中で今回は起こったため、大きな注目を集めている。この試合に引き分けたことで、リーグタイトル獲得は厳しくなったが、クロップ・リヴァプール最後の3試合で2人の仲は修復されるだろうか。

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