デイビス獲得は白紙に? スペインメディアが指摘するレアルの補強方針の転換

バイエルンのアルフォンソ・デイビス photo/Getty Images

最優先はセンターバック獲得か

今季終了後にバイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリードへの加入が有力視されていたDFアルフォンソ・デイビスだが、この移籍が実現しない可能性が出てきたようだ。

圧倒的なスピードを誇る世界屈指の左サイドバックであるデイビスにレアルが強い関心を示していることは、かねてからスペインやドイツのメディアによって伝えられていたが、今年に入ってデイビスがバイエルンからの契約延長オファーを拒否したことから移籍にまつわる報道が一気にヒートアップしていた。

そうした中、スペインメディア『Relevo』は、レアルの内部が来季に向けてセンターバックの新戦力獲得を優先する方針に変わりつつあるため、デイビス獲得への熱量を失っていると指摘。レアルは移籍金を3000万ユーロ(約50億円)までに抑えられるのであればバイエルンとデイビスについて交渉するが、それ以上の金額を要求されれば今夏の獲得は断念し、デイビスとバイエルンの契約が満了となる来年6月末以降にフリー移籍でデイビス獲得をめざすだろうとも同メディアは伝えている。

ドイツ紙『Sport Bild』によると、バイエルンはデイビスに対して2029年6月末までの契約で年俸総額1400万(約23億円)という条件を提示しているが、デイビスは年俸総額2000万ユーロ(約33億円)を要求し、条件面で隔たりが大きいことから合意に至っていない。

レアルの方針転換によってバイエルンとデイビスの交渉に変化が生まれる可能性はある。また、レアルに代わる他のビッグクラブがデイビス獲得に名乗りをあげることも考えられる。いずれにせよ、今夏のデイビスの動向には今後ますます注目が集まることになりそうだ。

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