イングランド黄金世代が南アフリカで負けたのは暑いのにスーツを着たせい!? ジョン・テリー回想「相手はビーサンだったのに」

ドイツに完敗を喫したイングランド photo/Getty Images

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猛暑の中スーツを着て移動

今夏にEURO2024を戦うイングランド代表は多数のタレントを抱え、優勝候補と目されている。しかし、過去にもイングランドが優勝候補と言われながらも爪痕を残せずに敗退を喫した例は多く、国際大会のタイトルは同代表の悲願だ。

W杯南アフリカ大会でも、ウェイン・ルーニー、スティーブン・ジェラード、フランク・ランパードら黄金世代と呼ばれた選手たちを多数擁しながらも決勝ラウンドのベスト16でドイツ代表に敗れ、姿を消した。この試合ではランパードの明らかなゴールが誤審で認められないなどのアクシデントがあったが、メンバーの一人であったジョン・テリー氏は、敗因はそれだけではなかったと思っているようだ。

テリー氏が敗因と考えているのは、移動中に異常な暑さのなかで『マークス&スペンサー』のスーツを着続けていたことだという。英『THE Sun』がコメントを伝えた。
「バスに1時間20分乗っていた。選手たちはみな『スティービー、スーツについて監督と話してほしい。スーツを着たくない。ひどく暑い』と言っていた」と、テリーはキャプテンのジェラードを通して、ファビオ・カペッロ監督にスーツを脱いでいいか聞いたことを明かした。しかしカペッロの答えはNOだったという。FAがマークス&スペンサーとスポンサー契約を結んでおり、脱ぐわけにはいかなかったのだ。

「エアコンが効かず、汗びっしょりでバスを降りたとき、対戦相手(ドイツ代表)がショートパンツとビーチサンダルでブルームフォンテーンに到着したのを見たんだ」とテリー氏。チームの出来についても「何マイルも離れていた」とドイツとの差を認めたが、果たして消耗を強いられる猛暑の環境でのスーツ移動は選手のためになるのか、考えさせられるエピソードだ。

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