アーセナルが苦しみながらもノースロンドンダービーを制す トッテナムは後半に怒涛の追い上げを見せるも一歩及ばず 冨安健洋もスタメンフル出場で勝利に貢献

アーセナルが苦しみながらも勝利 photo/Getty Images

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前後半で内容が大きく変わる試合

プレミアリーグ第35節の注目カードであるトッテナム対アーセナルのノースロンドンダービー。

優勝を目指すアーセナルとCL出場圏内のフィニッシュを目指すトッテナムとの一戦。アーセナルは中盤にデクラン・ライス、マルティン・ウーデゴー、そして怪我から戻ってきたトーマス・パルティの3人がスタメンに。日本代表の冨安健洋も先発に名を連ねた。一方のトッテナムはソン・フンミンを最前線に置き、ティモ・ヴェルナーがスタメンに。リシャルリソン、ブレナン・ジョンソンらがベンチスタートとなった。

立ち上がりから球際の激しさを見せる両チーム。トッテナムはヴェルナー、アーセナルはサカのサイドから相手ゴールに迫ると9分、PA付近でアーセナルはFKをゲット。これをウーデゴーが直接狙うも壁に阻まれる。一方のトッテナムは素早いプレスからボールを奪い、最後はマディソンがシュート。アーセナルのディフェンダーもしっかり寄せていたため、これは枠を捉えきれない。
14分にゲームが動く。サカが蹴ったCKがホイビュアに当たりオウンゴール。アーセナルが先制ゴールをマークした。先手を取られたトッテナムは20分にFKからロメロがヘディングを合わせるも、これはポストに嫌われ、同点ゴールとならず。畳み掛けるトッテナムは22分、CKのこぼれ球をポロがロングシュート。これがアーセナルディフェンスに当たってゴール前に溢れたボールをファン・デ・フェンが流し込んだ。しかし、これはVARの結果オフサイドと判定され、得点は取り消しに。すると26分、カウンターから抜け出したサカが冷静に1人かわしてゴール。前半のうちにリードを2点に広げる。

2点を追いかけるトッテナムにアクシデント。30分にヴェルナーが負傷交代を強いられ、ジョンソンが代わりに投入される。37分、またしてもCKから試合が動く。ライスのCKからハフェルツが叩き込み、アーセナルが前半のうちに早くも3点差にリードを広げる。一矢報いたいトッテナムは44分にポロのロングパスにソンが抜け出すも、これは大きく枠を外してしまう。注目のダービーは前半からアーセナルが3点のリードを確保する波乱の展開となった。

トッテナムは後半からベンタンクールに代えてサールを投入。メンバー変更のないアーセナルは開始早々FKから冨安がヘディングでゴールを狙うもクロスバーの上に外れる。52分にはアーセナルがハフェルツのクロスからサカがボレーで合わせるもこれはヴィカーリオがスーパーセーブ。トッテナムは前からプレスをかけていくも、アーセナルのビルドアップを捕まえることができない。トッテナムはここでリシャルリソンとビスマを投入。一方のアーセナルはマルティネッリをここで投入する。

すると63分、リシャルリソンがラヤにプレスをかけると痛恨のミス。これを上がってきていたロメロが落ち着いて決めて1点を返す。1点を返したことでボルテージが上がるスタジアム。右サイドに移ったジョンソンを中心に攻め立てるトッテナムは85分にVARの結果PKを獲得。これをエースのソンがしっかりと決めて、1点差まで詰め寄る。アーセナルはウーデゴーに代えてキヴィオルを投入し、1点差を守り切る作戦に。

後半ATは6分。猛攻を仕掛けるトッテナムと1点差を守りたいアーセナル。最後までお互い一歩も譲らず、最終的に3-2でアーセナルが勝利。後半は苦戦を強いられるも、アーセナルがノースロンドンダービーに勝利した。

トッテナム 2-3 アーセナル

トッテナム得点者
クリスティアン・ロメロ(64分)、ソン・フンミン(87分)

アーセナル得点者
OG(14分)、ブカヨ・サカ(27分)、カイ・ハフェルツ(38分)


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