破産申請の3部降格から2年 2部復帰を決めたダービー・カウンティのサポーターの熱気が凄まじい

今季はリーグ1で勝ち点92を稼いだダービー photo/Getty Images

まずは2部の舞台へ

この時期になると、昇格と降格の話題が増えてくる。中でも今年熱い盛り上がりを見せるのがイングランドだ。

今月にはイングランド4部相当のリーグ2に所属していたレクサムがリーグ1への昇格を決めたが、その時もサポーターがピッチに乱入する大騒ぎとなっていた。下位カテゴリーの昇格でも熱い盛り上がりを見せるのがイングランドのサッカー文化なのだ。

そして26日には、3部相当のリーグ1でダービー・カウンティがカーライルを2-0で撃破。これでダービーは勝ち点を92へ伸ばし、2位で来季のプレミア・チャンピオンシップ(2部)への昇格を決めた。

ダービーは2021年に財政難から破産申請をしており、当時2部にいたダービーには勝ち点マイナス21の重いペナルティが課せられた。その影響で3部のリーグ1へと降格することになってしまったのだ。

昨季はリーグ1でも7位に沈んだが、今季は一気に2位へジャンプアップ。無事に2部への昇格を決めることになり、カーライル戦後にはサポーターがピッチへなだれ込む盛り上がりとなった。

プレミアリーグ昇格への道はまだまだ険しいだろう。かつてはプレミアリーグでも戦っていたが、2007-08シーズンに2部へ降格してからはプレミアリーグに昇格できていない。それでも2部への復帰は大きな一歩だ。

カーライル戦後にはサポーターたちが昇格を喜んでの大合唱となったが、来季2部でどこまで戦えるか。



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