今夏で契約満了のドルトムントMFロイス ビッグクラブから引く手あまたでもクラブ愛を貫いた男に迫る退団の時

ドルトムントのマルコ・ロイス photo/Getty Images

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最近はベンチスタートの日々

ボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスの去就に注目が集まっている。ドルトムントの下部組織出身で2012年1月から同クラブに在籍しているロイスはサポーターから最も愛されている人気選手でありレジェンドだが、直近のブンデスリーガでは5試合連続で先発落ちとなるなど出場機会に恵まれていない。

ロイスとドルトムントとの契約は今年6月末で満了となる。しかし、いまだに契約延長についての発表はなく、ドイツメディアはロイスが今季限りでドルトムントを退団する可能性が濃厚であるとさかんに報じている。

ロイスをめぐっては、これまで数多くのビッグクラブが獲得に動いてきた。ドイツ紙『Sport Bild』によると、同選手がボルシアMGからドルトムントに加入する直前、当時のバイエルン・ミュンヘンの指揮官ユップ・ハインケスはロイスを自宅に招いて自らバイエルン行きを説得したという。
また、2015年にはバルセロナがロイスと接触し、給料についての具体的な金額が提示されるなど移籍間近と見られていた。しかし、ロイスはこのバルセロナからのオファーを断ってドルトムントとの契約延長にサイン。リオネル・メッシやネイマール、アンドレス・イニエスタがいたバルセロナではなく、当時ブンデスリーガで降格圏に沈むほど不振を極めていたドルトムントに残ることをロイスは決断した。

さらに、2018年にはマンチェスター・シティもロイスに対して年俸総額2300万ユーロ(当時のレートで約30億円)の巨額オファーを提示したが、これもロイスは断ってドルトムントに残留している。

キレのあるドリブル突破と多彩で正確無比なキックでドルトムントの攻撃をリードしてきたロイスだが、彼のドルトムントでの雄姿は今季で見納めとなってしまうのだろうか。

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