「前田大然のスピードとプレッシングは悪夢」 勝負のレンジャーズ戦へセルティックの韋駄天FWは間に合うか

セルティックのサイドに欠かせない前田のスピード photo/Getty Images

クラブOBは終盤のカムバックを熱望

首位セルティックと2位レンジャーズの勝ち点差は未だ3ポイントと、今季スコットランド国内リーグの優勝争いはかなり激しいものとなっている。

両チームは5月10日に顔を合わせる予定で、さらに5月末には国内カップ決勝でも対決することになっている。この直接対決はセルティックにとって重要なものとなるが、そこへ向けて注目されているのがセルティックFW前田大然だ。

前田は今月7日に行われたレンジャーズ戦でハムストリングを痛めたようで、一部ではシーズン絶望との見方もあった。しかし前田はそこから驚異的な回復力を見せており、今季中に復帰できる可能性が出てきた。

それに合わせて前田の重要性を説いたのは、セルティックOBのクリス・サットン氏だ。前田は7日のレンジャーズ戦で自慢の猛プレスからボールを奪い取り、開始1分でゴールを決める離れ業をやってのけた。英『Daily Record』にて、サットン氏はレンジャーズ戦で前田がいれば心強いと語る。

「レンジャーズの主将を務めるタヴェルニエがワイドマンの前田に対して苦戦してきたのは事実だ。前田のスピードとプレッシングに対処するのは悪夢であり、何より重要なのは前田の脅威でタヴェルニエの攻撃参加を妨害できる可能性があるということだ」

レンジャーズの右サイドバックには、得点を量産している超攻撃型DFジェイムズ・タヴェルニエが入っている。前田が左のウイングに入ることで、タヴェルニエを牽制できるとの見方だ。

前田のスピードは守備面の貢献度も大きく、あの運動量とスピードはかなり厄介だ。レンジャーズ戦へ前田が間に合えば理想的で、前田のスピードと守備意識は相手が強ければ強いほど有効な武器となる。

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