「もし引き分けたら、プレミアリーグで優勝することはできない」 プレミア4連覇までの “残り4試合”の難しさを語るペップ 「山に登るようなものだ」

マンCの指揮官ペップ photo/Getty Images

自力優勝も可能だが

マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラは、プレミアリーグ第35節のノッティンガム・フォレスト戦のあと、プレミアリーグ残り4試合の難しさをクラブの公式サイトにて語った。

フォレスト戦のシティは疲労のせいか精彩を欠き、ピンチを迎えるシーンも多々あったが、ヨシュコ・グヴァルディオルとアーリング・ハーランドのゴールで2-0の勝利を収めた。苦しみながらも勝ち取った勝ち点3にはペップも満足しているようだが、まだリーグ戦は4試合残っており、全勝する必要があると考えている。

「残り4試合、山に登るようなものだ。とてもタフな試合だ。ただ一つ言えることは、また一週間延長できるかどうかは私たちの手の中にあるということだ。もし引き分けたら、プレミアリーグで優勝することはできない。それが現実だ。難しい試合でも我々は優勝争いを延長させた。今は少し休んで次の試合に備えよう」

リヴァプールは今節引き分けてしまったため、タイトルレースからは大きく後退してしまったが、アーセナルはトッテナムに勝利を果たしている。全勝すればシティが自力優勝を決められるが、シティがもし1試合でも引き分けてしまったら、アーセナルが全勝した場合、得失点差で優勝を逃してしまう可能性もあり、状況は逆転する。そのためシティとしてはアーセナルが勝ち続ける限り、同じく勝たなければタイトルはアーセナルに奪われるかもしれない。

シティの残り4試合は、ウルブズ、フラム、トッテナム、ウェストハムで、難しい相手ばかりだ。一戦一戦勝ち点3を積み重ねていくしかないが、苦手とするアウェイのトッテナム戦も残っており、一筋縄では行かないだろう。一方のアーセナルもボーンマス、マンチェスター・ユナイテッド、エヴァートンとの試合を残している。アーセナルにもアウェイのユナイテッドという厳しい試合が予想される戦いはまだ残っている。

現段階ではアーセナルとシティの優勝争いとなっているが、混戦を極めるタイトル争いは最後の最後まで予想のつかない展開となっている。


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