プレミアでは通用せず…… モロッコ代表、W杯ベスト4の立役者がセリエAへ出戻りか

ユナイテッドにローン移籍したアムラバト photo/Getty Images

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ボランチ、アンカーとして代表では欠かせない選手

マンチェスター・ユナイテッドに所属するソフィアン・アムラバトが今シーズン限りでチームを退団する見込みであると『Football Italia』が報じた。

アムラバトは、2022年W杯にモロッコ代表として出場し、ベスト4進出に貢献。守備的なプレイヤーとして高いボール奪取能力や無尽蔵のスタミナが買われ、今シーズン始めにセリエAのフィオレンティーナから、買い取りオプション付きのレンタルでレッドデビルズに移籍していた。

彼はシーズンの始めこそ、スターティングメンバーに名を連ねていたが、次第にベンチを温める時間が増え、今年に入ってからはスタメン出場がない。左サイドバックもボランチもこなせるが、両方ともうまくいっていない。
しかもユナイテッドは今シーズン好不調の波が激しく、今夏には新オーナーのサー・ジム・ラトクリフ氏がチームの大改革を計画していることが噂されており、所属する多くの選手がクラブを去るとされている。買い取りオプションが行使される気配はなく、既にアムラバトもその一人に含まれているのかもしれない。

もしこのままレンタルが終了となれば、アムラバトは古巣のフィオレンティーナに戻る予定だが、本人は他チームからのオファーがあれば、再び新しいチームでのプレイを望んでいるという。

来シーズンはどのチームに所属することになるかまだわからないが、W杯で見せたような豪快なプレイで観客を沸かす姿が再び見られるだろうか。今後の活躍に期待したい。

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