リヴァプールの指揮官交代は遠藤航にとってマイナス要素? 複数の英メディアが来季スタメン落ちを予想

リヴァプールの遠藤航 photo/Getty Images

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来季はダブルボランチに変更か

今年1月にリヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今季限りでの退任を発表して以降、様々な人物の名前が後任候補として挙がっていたが、ここへ来てフェイエノールトのアルネ・スロット監督の就任が有力視されている。

もしもスロット監督が本当にリヴァプールで指揮を執ることになった場合、リヴァプールのシステムは現在の[4-3-3]から同監督がフェイエノールトで採用している[4-2-3-1]に変わると多くのイギリスメディアは予想している。そして、この指揮官交代に伴うシステム変更は、日本代表MF遠藤航のチーム内での立ち位置にも影響を及ぼす可能性がある。

遠藤は、昨年夏にシュツットガルトからリヴァプールに加入。昨年11月頃からアンカーと呼ばれる中盤の底の位置で先発出場する機会が増え、今季はここまで公式戦40試合に出場している。
しかし、イギリス紙『THE Sun』は、アレクシス・マクアリスターとトレント・アレクサンダー・アーノルドの組み合わせがダブルボランチ採用時のファーストチョイスになると予想し、遠藤については「アンカーとして今季は印象的な働きをしているが、システム変更でダブルボランチになったら外される選手の一人かもしれない」としている。

また、イギリス衛星放送『SKY』のピーター・スミス記者も同メディアのウェブページ上に掲載した記事の中で、遠藤が来季も引き続きリヴァプールで主力として活躍できるかどうかは定かではないと指摘している。

「リヴァプールのアンカーは、今季のこのクラブに関する大きな話題の一つだった。エンドウとマクアリスターがこの役割をシェアしてきたが、スロットはダブルボランチをよく採用するし、エンドウがこのポジションについての長期的な解決策なのかという疑問もある。守備的なミッドフィールダーが今夏の移籍市場でのターゲットになるだろう。」

今季は多くの試合で先発出場しているが、誰が監督をやってもレギュラーとして起用されるほどの確たる地位はまだ築いていない。それが遠藤に対する現地メディアの評価なのかもしれない。

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