前半戦の2カ月は良かったが…… “世代最高級”のポテンシャルを秘めているはずのファティはどうなる

ブライトンでプレイするファティ photo/Getty Images

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再び怪我でストップしてしまった

今季前半戦には見せ場もあったのだが、スペイン期待の若手アタッカーは徐々に影が薄くなってしまった。

その選手とは、今季バルセロナからブライトンにレンタル移籍しているFWアンス・ファティ(21)だ。

今季のファティは9月から11月にかけて充実していた。この2カ月間ではリーグ戦でアストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ相手に得点を決め、ヨーロッパリーグでもアヤックス相手に2ゴールを奪った。
しかし、12月にふくらはぎを痛めて2カ月離脱してしまった。現在は復帰しているが、復帰してからは得点を奪えていない。才能は抜群なのだが、大きな怪我も重なってポテンシャルを十分に発揮できていないのだ。

スペイン『MARCA』も「ファティは行き詰まってしまった」と今季後半戦を嘆いていて、後半戦はかなり影が薄い。

ブライトンを指揮するロベルト・デ・ゼルビもポテンシャルは認めているが、もう少しアピールしてほしいとの思いを口にしていた。

「ファティは非常によく頑張っているが、彼にもう少し異なる期待をしている。彼はこの世代で世界最高の才能の一人だが、パフォーマンス、コンディション、メンタルを改善する必要がある。プレミアでプレイするには、精神的にも肉体的にも強くならなければならない」

ブライトンへのレンタル移籍も大成功とは言えないが、デビュー当初の10代に見せていたパフォーマンスを取り戻せるのか。怪我なく1シーズンを戦いところなのだが、それが難しい状態となっている。

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