サネ、ドク、クワラツヘリアをも超える “103回” 5大リーグトップのドリブル成功数を誇るクドゥスのポテンシャル

手に負えないクドゥスのドリブル photo/Getty Images

抜群の存在感

今シーズンよりウェストハムでプレイするガーナ代表FWモハメド・クドゥスはプレミアリーグで大きなインパクトを残している。

昨シーズン、アヤックスで公式戦42試合で18ゴール7アシストを記録したクドゥスにはチェルシー、アーセナル、リヴァプール、パリ・サンジェルマン(PSG)といったそうそうたるビッグクラブが獲得に興味を示していたが、最終的に3800万ポンド(当時のレートで約70億円)で獲得したのはウェストハムだった。

『Who Scored.com』では、「ウェストハムがモハメド・クドゥスを獲得したことは、昨夏のヨーロッパのクラブによる最高のビジネスのひとつだった」と綴っており、今シーズンの同選手の活躍に注目している。クドゥスはここまでウェストハムで公式戦42試合に出場し、13ゴール5アシストをマーク。シーズン序盤は出場時間が少なかったが、徐々に頭角を現し、ルーカス・パケタ、ジャロッド・ボーウェン、クドゥスの2列目はプレミア屈指の破壊力を誇る。

そんなクドゥスは同メディアによると、プレミアリーグの試合で103回のドリブルを成功させているという。これはここまでで5大リーグトップの数字となっている。2位はバイエルンのレロイ・サネの93回となっており、クドゥスは10回も多い。同じくバイエルンのジャマル・ムシアラ(87回)、ジローナのサヴィオ(92回)、ナポリのクヴィチャ・クワラツヘリア(88回)といったビッグネームを抑えてトップに立っている。さらにプレミアリーグだけで見ると、2位はマンチェスター・シティのジェレミー・ドクの78回となっており、クドゥスの数字がいかに驚異的かわかる。

ELラウンド16・2ndレグで日本代表FW堂安律が所属するフライブルクと対戦した際には自陣からドリブルを開始し、3人を抜き去ってスーパーゴールを決めたクドゥス。このゴールはSNSで「マラドーナを彷彿とさせた」と大きな話題を呼んだ。

圧倒的スピードとフィジカルを兼ね備えたクドゥスのドリブルは現在、世界最高レベルに達していると言っていいだろう。

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